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ペットも家族。でも、葬儀会館への同伴をお断りしている理由 | 徳島・香川の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

家族葬の花水木 葬儀屋の(副)社長ブログ

ペットも家族。でも、葬儀会館への同伴をお断りしている理由

2026年07月20日

ペットも家族。でも、葬儀会館への同伴をお断りしている理由

犬や猫を家族の一員として大切にされている方は、たくさんいらっしゃいます。

故人様が生前、毎日のように一緒に過ごしていたペットであれば、

「最後のお別れにも立ち会わせてあげたい」

「棺の近くで顔を見せてあげたい」

と思われるのは、とても自然なことだと思います。

最近では、ペットと一緒に参列できる葬儀サービスを提供する葬儀社も出てきました。

しかし、家族葬の花水木では、原則として犬や猫などのペットを葬儀会館内へ同伴していただくことはできません。

今回は、その理由と、盲導犬などの身体障害者補助犬への対応について、花水木の考えを率直にお伝えします。

ペットを大切に思う気持ちを否定するものではありません

まずお伝えしたいのは、ペット同伴をお断りすることは、ペットを家族として大切に思うお気持ちを否定するものではないということです。

私自身も、故人様とペットとの間に深い絆があることは十分理解しています。

ただ、葬儀会館は、ご家族だけが利用する場所とは限りません。

ご親族、ご友人、ご近所の方、仕事関係の方など、さまざまな方がお別れに来られます。

家族葬という名称であっても、誰が会葬に来られるかを、ご家族が完全に把握できるとは限りません。

そのため、故人様とペットとの関係だけでなく、会館を利用されるすべての方への配慮が必要になります。

衛生管理上の問題があります

葬儀会館では、式場だけでなく、親族控室、会食室、寝具、浴室なども使用します。

通夜後にご家族が宿泊される場合もあり、料理や飲み物を扱う場面もあります。

犬や猫を館内へ入れることで、抜け毛、排泄物、におい、ノミやダニなど、さまざまな衛生上の問題が発生する可能性があります。

飼い主の方が十分に管理されていたとしても、動物である以上、完全に防ぐことはできません。

一度の葬儀だけでなく、その後に会館を利用される別のご家族のことまで考え、衛生環境を一定に保つ必要があります。

動物アレルギーを持つ会葬者もいらっしゃいます

犬や猫の毛、フケ、唾液などに、強いアレルギー反応を起こす方がいます。

症状は、くしゃみや目のかゆみだけとは限りません。

呼吸が苦しくなるなど、体調に大きな影響が出る方もいらっしゃいます。

会葬者全員へ、事前に動物アレルギーの有無を確認することは現実的ではありません。

また、ご本人が「少しくらいなら大丈夫」と思って参列されても、密閉された室内で長時間過ごすことで症状が強く出る可能性があります。

すべての会葬者に安心してお別れをしていただくため、花水木ではこの点を重く考えています。

鳴き声や動きが、式の進行に影響する可能性があります

葬儀には、黙祷、読経、弔辞、焼香、ご家族からのお別れの言葉など、静かに故人様と向き合う時間があります。

どれだけ普段おとなしい犬や猫でも、いつもと違う場所、多くの人、線香の香り、音響設備、読経などに驚くことがあります。

突然鳴いたり、動き回ったり、外へ出ようとしたりする可能性は否定できません。

もちろん、動物に悪意があるわけではありません。

しかし、一度しかない大切なご葬儀が中断されたり、ご家族がペットへの対応に追われたりすることは、できる限り避けなければなりません。

花水木には、滞りなく式を進め、故人様とのお別れに集中できる環境を整える責任があります。

動物が苦手な方への配慮も必要です

アレルギーがなくても、犬や猫が苦手な方、過去の経験から強い恐怖心を持つ方もいらっしゃいます。

ご家族にとっては大切なペットでも、会葬者全員が同じように感じるとは限りません。

葬儀は、特定の方だけではなく、故人様を見送りに来られたすべての方が安心して過ごせる場であるべきです。

花水木では、ご家族のご希望と同時に、他の会葬者の安全と安心にも配慮して判断しています。

盲導犬・介助犬・聴導犬は、一般のペットとは異なります

一方で、盲導犬などの身体障害者補助犬については、一般のペットとは明確に分けて対応します。

身体障害者補助犬には、次の3種類があります。

  • 視覚に障害のある方を安全に誘導する盲導犬
  • 手足に障害のある方の日常生活を支える介助犬
  • 聴覚に障害のある方へ必要な音を知らせる聴導犬

これらの補助犬は、身体障害者補助犬法に基づいて訓練・認定され、障害のある方の自立と社会参加を支えるために働いています。

単に飼い主と一緒に来るペットではなく、利用者の目、耳、手足の役割を果たす存在です。

そのため、花水木では、認定された盲導犬・介助犬・聴導犬の同伴を受け入れます。

補助犬を理由に、障害のある方が大切なご家族やご友人の葬儀へ参列できないことがあってはなりません。

補助犬を受け入れる際も、会館側で準備します

補助犬を伴って参列される場合は、可能であれば事前に花水木へお知らせください。

これは、受け入れを断るためではありません。

  • 安全に移動できる席の確保
  • 出入口や焼香場所までの動線確認
  • 他の会葬者への必要な説明
  • 水分補給や待機場所への配慮
  • スタッフ間での情報共有

などを事前に整えるためです。

補助犬には、胴着やハーネスなどに表示があり、利用者が認定証などを携帯しています。

また、補助犬は適切な訓練と衛生管理を受けています。

一般のペットと補助犬を同じ扱いにせず、必要な配慮を行います。

「セラピー犬」「支援犬」という呼び方だけでは補助犬とは限りません

注意が必要なのは、「心の支えになっている犬」「セラピー犬」「感情支援動物」などが、法律上の身体障害者補助犬と同じとは限らないことです。

身体障害者補助犬法の対象は、認定された盲導犬、介助犬、聴導犬です。

判断に迷う場合は、事前に担当者へご相談ください。

認定された補助犬であることを確認したうえで、必要な受け入れ準備を行います。

ペットが会館へ入れなくても、思い出を葬儀に取り入れることはできます

ペットを会館へ同伴できないからといって、故人様とペットとの思い出まで葬儀から切り離す必要はありません。

例えば、

  • 故人様とペットが一緒に写った写真を飾る
  • ペットとの思い出をメモリアルコーナーで紹介する
  • 首輪やおもちゃを思い出の品として展示する
  • 写真をスライドショーに使用する
  • ご家族から、ペットとの思い出を紹介していただく
  • 火葬に支障のない品であれば、副葬品として納められるか確認する

といった方法があります。

棺へ納められる物は、素材や火葬場の規則によって異なります。

金属、プラスチック、電池を含む物などは納められないことがありますので、必ず担当者へ確認してください。

できることと、できないことを曖昧にしません

ペット同伴の葬儀に対応する葬儀社もあります。

それは、その葬儀社が設備や運用方法を整えたうえで行う、一つのサービスです。

一方、花水木は、衛生管理、アレルギー、会葬者への配慮、式の進行を総合的に考え、一般のペットを会館内へ同伴していただくことはできません。

他社が行っているから同じことを始めるのではなく、花水木として責任を持って安全に提供できるかどうかで判断します。

ただし、認定された盲導犬・介助犬・聴導犬は一般のペットとは異なります。

補助犬を必要とする方が安心して参列できるよう、事前準備を行ったうえで受け入れます。

最後に

家族葬の花水木が大切にしているのは、ご家族のご希望を何でも受け入れることではありません。

故人様、ご家族、ご親族、会葬者、そして次に会館を利用される方まで含めて、安心して過ごせる環境を守ることです。

できないことには、きちんと理由を説明します。

そのうえで、写真や思い出の品、メモリアルコーナーなど、別の方法で故人様とペットとの絆を表現できるよう、一緒に考えます。

また、盲導犬・介助犬・聴導犬を伴って参列される方には、必要な配慮を行います。

ペットとの思い出を葬儀へ取り入れたい方、補助犬を伴って参列される予定の方は、事前に家族葬の花水木へご相談ください。