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妊娠中の葬儀の参列。鏡はなぜ必要? | 観音寺市の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

妊娠中の葬儀の参列。鏡はなぜ必要?

2021年09月17日

妊娠中に身内や知人に不幸があった際、妊娠中だけど故人を偲びたい気持ちは誰にでもあります。妊娠中に葬儀に参列してもいいのか?なぜお腹に鏡をいれるのか?どんな点に注意をすればいいのかも含め解説いたします。

妊娠中は葬儀に参列してもいいの?

妊婦が葬儀に参列しても問題はありません。妊婦が葬儀に参列してはいけないという決まりもありません。ただし、妊娠中はいろいろ不安がある時期です。自身の健康を一番に考えましょう。また、匂いに敏感な時期でもあります。線香などの匂いで気分がわるくなったり焼香の順番待ちで長く立ったり、長く座ったり、またたくさんの会葬者がいますので気を使ったり、逆に気を使われたりと体に負担がかかります。体調に気をつけて参列した方がよろしいでしょう。医師に相談するのも良いでしょう。地域によっては土地の習慣で妊婦は参列出来ないこともありますので注意しましょう。ご遺族に確認するのも良いでしょう。
無理をして葬儀に参列しても、もしも体調を崩してしまったら周りに迷惑や心配をかけることになりかねません。周りの人への影響を考えて参列した方が良いでしょう。また、臨月にあたる場合はなるべく参列を控えた方が良いでしょう。無理は禁物です。

妊娠中の葬儀の迷信

妊婦が葬儀に参列する際にはいろいろな迷信が昔からいわれています。

●妊婦が葬儀に参列すると痣がある赤ちゃんが産まれる

●妊娠中の赤ちゃんがあの世に連れて逝かれる

●火葬場に妊婦が行くのは良くない

●お骨(収骨)するのはよくない

など、今でも迷信と言われ妊婦を不安にさせるものばかりです。
これらはすべて妊婦を守るために生まれたものです。昔は今ほど医療や衛生面が進歩しておらずお産で妊婦と赤ちゃんが命を落とすことが多かったからです。また感染症の流行で亡くなる方も多くすこしでもリスクを避けるためにお葬式から妊婦を遠ざけようとしていたのです。葬儀にまつわる迷信は母子を色々なリスクから守りたいという人の優しさから生まれたものです。昔はドライアイスもありません。腐敗が進んでいくので感染症の心配が出てきます。そこで火葬場や収骨に妊婦を立ち会わせないようにしたのです。

妊娠中に葬儀に参列する際お腹に鏡を入れるのは本当?

上記で上げたような迷信から妊婦を守るための迷信も昔から言われております。「小さな鏡を外向きにしてお腹のあたりに置く」「赤い布でお腹を捲く」これは、鏡には邪悪なものを跳ね返す力があるといわれ、赤い布は邪悪なものを退ける力があると言われています。どちらもお腹の赤ちゃんを守るための言い伝えで今でも鏡を持参する妊婦さんがいらっしゃいます。鏡の大きさはあまり大きなものではなく邪魔にならないものなら何でも大丈夫です。高価である必要はありません。綺麗に映るものであれば大丈夫です。迷信や言い伝えが生まれた背景を理解し伝統に従ってみるのもいいのではないでしょうか。

妊娠中の葬儀に参列する際のマナー

ここでは妊娠中の葬儀に参列する際の注意点やマナーについてお話いたします。

まず注意点ですが、妊娠中は葬儀に参列してもかまわないと最初に申し上げましたが、地域の習慣によっては参列できないことがあります(沖縄県など)。これは妊婦の身体を心配するのと、地域の方々に心配をかけることからです。また、葬儀の労働から妊婦を免除する為とも言われます。葬儀の際、女性は炊事など長くいろいろとお世話をしなければなりませんので、昔は感染症で亡くなる方が多く、妊婦をそういうリスクから遠ざける意味もあるようです。

次に、自分自身の体調面も注意しなければなりません。妊娠初期・中期・後期と不安な時期が続きます。安定期に入るまでは参列を控えるのもいいかもしれません。主治医に相談するのも良いでしょう。服装ですが、妊娠初期なら喪服も合いますが、中期・後期になるとお腹も張りがでてきます。喪服についてはレンタルもしくは失礼にあたらない光沢のない黒紺のゆったりした服を選びましょう。靴は黒のヒールの無い物、かかとの太い物、金具などの飾りのないものが良いでしょう。
妊婦に冷えは禁物ですので体を守る防寒アイテムを持参するのもいいでしょう。ストール、カーディガン、ひざ掛けなどを一枚持参すると便利です。色は黒・グレーが基本です。母子手帳、健康保険証を持参するのも忘れないでください。

妊娠中の葬儀に参列しない際の注意点やマナー

葬儀に参列できない場合は弔電を打ったり、香典や供花などを送ったり、故人を偲ぶ気持ちをきちんと伝えましょう。弔電は郵便局で申し込む以外に電話で115に連絡する方法やインターネットで申し込む方法もあります。供花、供物などは葬儀が行われる葬儀社に電話して申し込みましょう。葬儀に参列しない場合は故人を偲ぶ弔意の気持ちを伝えることが大切です。

妊娠中の葬儀に参列する時の服装は?

まず服装ですが喪服でなくても大丈夫です。ただし失礼にならない服装のデザイン、色にすることです。光沢のない黒か紺などの色の服装を選ぶと良いでしょう。お腹を締め付けないデザインのものを選びましょう。レンタルで用意するのも良いでしょう。

靴ですが光沢のない黒、シンプルな物を履くのがマナーです。金具の無い物が良いでしょう。ヒールが低いものか、無いものが安定して良いでしょう。ストッキングよりも黒のタイツを履くなどして冬の寒さ、夏の強い冷房に備えましょう。冷えは妊婦の天敵です。

まとめ

妊婦は葬儀に参列してもかまわないですが地域によっては遠慮しなくてはならない所があるので、当家に確認してから参列してください。妊婦と葬儀にまつわる数々の迷信は母子の身体をいたわる為のやさしさから生まれたものです。また、周りに気を使わさない為です。参列する際の服装ですが喪服でなくても失礼に当たらない服装なら大丈夫です。レンタルも考えの一つに入れておきましょう。参列出来ない時でも弔意を示すことが大事です。弔電・供花など故人を偲ぶ気持ちを伝えましょう。

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