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野道具「のどうぐ」とは?意味や道具の種類について解説 | 阿南市の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

野道具「のどうぐ」とは?意味や道具の種類について解説

2022年10月19日

「野道具(のどうぐ)」と呼ばれる物をご存じでしょうか?昭和初期頃までは多くの地域で葬儀に使われてきた道具ですが、これが葬儀の形態に沿って変化、現在の仏具となり、総称して「葬具」と呼ばれるようになりました。
では、この「野道具」にはどのような意味があったのでしょうか?現在における「葬具」との関係にも触れながら解説していきたいと思います。

野道具とは?

そもそも、なぜ「野道具」と呼ばれるのでしょうか?それは、「野辺送り」という儀式の一つに使われていた道具であるからです。「野辺送り」が廃れつつある現在においては、葬儀で使う道具、という意味合いも持って「葬具」と総称されるようになりました。
「野辺送り」については次でもう少し詳しく解説いたしますが、名称は変われども、「野道具(葬具)」には、故人を想い、極楽浄土へ行くのを願う意味があります。

野道具が使われていた「野辺の送り」とは何?

では、「野辺送り」とは何でしょうか?簡単に言えば「葬儀後、故人を火葬場、あるいは埋葬する場所まで送ること」を指します。
「野辺送り」・「葬列」は徳島県の中でいえば県南、阿南市などで未だ色濃く残っている風習です。
写真や位牌などを持った親族と共に、講組(隣組)と呼ばれる近隣の地域住民が野道具を持って従います。
元々は列を成し、故人宅から火葬場、あるいは埋葬する場所まで送り届けるという風習ですが、葬儀にセレモニー会館を利用する場合には式場から霊柩車までの間のみで葬列を成すことがほとんどでしょう。また自宅葬の場合も故人宅を出棺後、霊柩車までの間で葬列を成します。ですが家族葬が多い昨今では葬列そのものを行わないことも多く、様式は少しずつ変わってきているようです。

野道具(葬具)の種類や名称

【枕飾り】
枕飾りとは、お通夜までの間、故人の枕元に置く簡易的な祭壇です。「仮祭壇」とも呼ばれます。役割としては「故人の供養」、そしてお通夜・葬儀に参加できない方々が枕飾りを本祭壇に見立てて礼拝をするためにあります。一般的には白木の台が好ましいとされ、枕元に置きますので、小さい規模で飾られることがほとんどです。大きいものでも畳半畳程度のものでしょう。遺族側で用意することが難しい場合、葬儀社への依頼も可能です。葬儀社によってはプラン内に含まれていることも多いので確認をしてください。

【提灯】
故人の霊を迎える・送るための灯りとして門前に左右一対で置かれています。一般的には「門前提灯」・「御霊燈」と呼ばれています。セレモニー会館の多くは正面玄関に設置されており、自宅葬の場合にも設置します。遺族側で用意することは難しいかと思いますので、葬儀社へ設置を依頼する場合がほとんどとなります。

【位牌】
仏壇に納められているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。葬具としては代表的であり、最も馴染みの深いものの一つといえるでしょう。
位牌は故人の魂を宿すための道具です。忌引き明けまでの期間に使用される簡素なものを「野位牌」、その後開眼供養を経て仏壇に納められるものを「本位牌」と呼びます。

【香炉】
お香を焚くための入れ物が「香炉」です。仏壇を飾る仏具の1つでもあり、葬列を行う際にも参列者が持っていました。現在では葬儀会場の祭壇や、火葬場で用いられています。

【松明(たいまつ)】
昔は葬列の先頭を歩き、進む道を清める意味や、故人に引導を渡す役割で使われていました。現在では松明そのものではなく、それを模した葬具が祭壇に飾られている程度です。地域によっては葬儀の際に投げるなどして、「引導を渡すこと」に限られた役割を成している場合もあります。葬列の文化が色濃い徳島県内でも、松明代わりの葬具が祭壇に飾られている程度となっていることがほとんどです。

【四本幡(しほんはた)】
かつては仏教の教え「諸行無常(しょぎょうむじょう)」「是生滅法(ぜしょうめっぽう)」「生滅滅已(しょうめつめつい)」「寂滅為楽(じゃくめついらく)」を記した4本の旗を棺や埋葬する墓の周囲に立てることで魔を払っていました。それぞれの意味は「世のすべてのものは常に変化し、ほんの少しの間もとどまることはない」「全ての生命はいつか必ず滅びて死に至る」「生と死を超越し、煩悩のない涅槃にはいる」「迷いを断ち、心の安寧を得ることは無上の喜びである」といったものです。現在においてもその役割は変わっていませんが、使用する場所は葬儀会場に限られつつあり、棺の上に添えるなどをして出棺します。

【四華花】
細かく切れ込みを入れた白い紙を棒や竹串に巻き付けたものを4本用意します。地域によっては銀紙・金紙が用いられることもありますが、徳島県内では白が多いようです。これを掌より少し大きい白木の台の四隅に立て、葬列の際に持ちます。徳島県南部での葬列では、親族の先頭がこの四華花です。葬列の文化が無い地域でも四華花は使用されており、祭壇や経机の周りに見られます。

まとめ

葬儀は地域性が強く出るものです。自身の出身地ではない地域での葬儀に出席する際、違いに戸惑うことは多々あります。葬列もその一つで、突然見たこともない葬具を渡され、訳のわからないままにご出棺の時を迎えることもあるかもしれません。徳島県にお住いの方でも葬列や葬具を省略することも増えていますので、更に関わりの薄いものとなっているのも事実です。
移り行く時代の中、消えていく文化もありますが、葬列も葬具も故人様とのお別れの時を大切に思う儀式の一つです。少しでも多くの知識を持つことは、戸惑いや不安をその分無くし、お別れの儀式に集中できることでしょう。ほんの少しでも、そのお手伝いができれば幸いです。

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