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香典袋の選び方 | の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

香典袋の選び方

2023年10月20日

「香典(こうでん)」は元来、霊前や仏前に香(線香・抹香)をお供えするというものでした。しかし現代ではその代わりに現金で渡すようになっています。これは喪家の急な出費を互いに助け合う相互扶助の考えから来ているのです。そしてこの現金を「不祝儀袋」に包んだものを「香典」とよぶようになります。また、この袋のことを「のし袋」と呼ぶ方もいますが、のし袋とは基本的に慶事やお祝い用に用意する袋のことで、包みの右上に赤い熨斗(のし)が付いています。これは「祝儀袋」になるのでその違いに注意しましょう。

今回は葬儀や法要に参列した際に参考にしていただけるよう宗教別の香典袋の表書きや、水引の種類について解説します。

水引の違い

「水引」とは祝儀袋や不祝儀袋の表に使用されている飾り紐のことですが、未開封の証や縁結び、または魔除けといった意味が込められているそうです。日本では宮中への献上品に紅白の紐をかけたのが始まりといわれており、それ以来一般にも広まりながら大切な贈り物には水引が使用されるようになっていきました。現在では様々な色や結び方をした水引がありますが、使用する種類を間違えると大変失礼なことになるかもしれません。せっかく用意した大切な贈り物を結びとめる水引、恥ずかしい思いをしないためにもどのように使い分けるのか見ていきましょう。

黒白の水引

まず香典を包む不祝儀袋というと「黒白」の水引が定番の色ですが、最近では水引が印刷されている不祝儀袋も多くあります。中に入れる金額が10,000円を超える場合は印刷ではなく、きちんと水引がついているものを選びます。5,000円程度、それ以下の場合は印刷をされている水引封筒でもかまわないでしょう。

双銀の水引

これは最近になって使われはじめました。使用する場面は「黒白」と同じように葬儀や四十九日までの法要ですが、比較的に高額な香典(50,000円以上)を包む場合に使用することが多いようです。

袋と中身の金額があまりにかけ離れていると良い印象を与えませんので注意が必要です。

黄白の水引

次に「黄白」の水引は主に法事で使われており、その発祥は京都だとされています。葬儀や初七日では「黒白」の水引を使いますが、忌明け後の法要・一周忌・三回忌などでは「黄白」というように使い分けます。また関東では三回忌までは「黄白」を使わない。など、地域により異なりがあるので気をつける必要があります。

結び方にも意味がある

そして水引をよく見るとその結び方にも違いがあり、不祝儀で使われるのは「結び切り」と「あわじ結び」です。「結び切り」は一度結ぶと解けない形になっており二度と繰り返すことがないようにという思いを込め、結婚祝いや快気祝い、弔事全般に使います。「あわじ結び」も結び切りを応用した飾り結びで一度結ぶとほどくことが出来ないことから意味合いは同じです。

表書きに注意

次は表書きです。表書きとは水引より上部に「どのような意味合いで贈っているものなのか」を書いてある部分のことを指します。葬儀であれば「御香典」、宗教者に渡すものには「御布施」などありますが、宗旨により「香典」の書き方は異なります。

 

仏式

仏式の葬儀ではほとんどが「御霊前」で問題ないでしょう。「御香典」という字も汎用性が高く使いやすい名目です。そして四十九日が終わると次の法要からは「御仏前」と書きます。仏式の中でもいくつかの宗派がありますが、浄土真宗では亡くなるとすぐに仏になるという教えのため通夜・葬儀の時から「御仏前」と書くこともあるので注意しましょう。

神式

神式の通夜祭や葬場祭では双銀、双白、または黒白の結び切りを用意し、表書きには「御神前」、「御玉串料」、「御榊料」などと書きます。仏式では香の代わりに現金を包むようになったと先述しましたが、神式では玉串の代わりに現金を包むようになったのです。

キリスト教

最近ではキリスト専用の封筒が販売されているので表書きには「御花料」や「御花代」と書いてお渡ししましょう。プロテスタントでは「弔慰料」、カトリックでは「御ミサ料」とすることも出来ますが「御花料」であればどちらにも使用することができます。また専用封筒を用意できない場合には白無地の封筒でも大丈夫ですが、水引は使いません。

宗教がわからない場合は?

宗教がわからない場合は「御霊前」を使用しましょう。前述したように浄土真宗やキリスト教のプロテスタントでは正式ではないので注意が必要ではありますが、大切なのはお気持ちです。「御霊前」は一般的にどの宗教でも使用できるという認識ですので、問題ありません。ただし、「仏式なのはわかっているが、宗派がわからない」程度であれば「御香典」でも大丈夫です。

そして名前はフルネームで書きましょう。連盟の場合は目上の方を右から順に書いていきます。3連名までは記入してもかまいませんが4名以上の場合には代表者のみを表に書き他一同と書き添え、別紙にその他メンバーの名前を書き、香典袋に納める。もしくは代表者を書かず「〇〇一同」と団体名を書き、同じように別紙に個人名を書きます。

香典袋の絵柄の意味とは

香典袋の上包みにもさまざまな絵柄がありますが、宗旨・宗派によって使い分ける必要があります。まず蓮の花が描かれたものは仏式でのみ使用するものとされています。

次に十字架や百合の花がデザインされた封筒はキリスト教の専用封筒です。

そして何も書かれていない無地の上包みは仏式、神式問わず使用可能なため一番使い勝手がよい上包みといえます。

内袋の書き方

内袋に記載する内容は金額、住所、氏名の三点です。まず表側の中央に金額を書きましょう。金〇萬円と「漢数字」や「万」という字を旧字体で書くと丁寧です。また金額の最後に「也(なり)」と書く人もいますが、もともとは書き足し防止に使われていたなごりです。現在では円以下を書くこともなく不要だといわれています。

そして裏側に住所や氏名を書きますが、これは遺族がお礼状などを送る際に必要になるので、郵便番号からマンション名など、最後まで省略せずに丁寧に書くようにしましょう。

マナーや注意点

金額は?

お香典を用意するときの大まかな目安としては下記の通りです。

 

勤務先同僚  5,000円 

勤務先社員の家族  5,000円 

勤務先上司  5,000円 

勤務先部下  5,000~10,000円 

取引先関係  10,000円 

 

両親  50,000~100,000円 

兄弟姉妹  30,000円~50,000円 

祖父母  10,000円 

叔父叔母  10,000円 

その他親戚  10,000円 

 

友人知人  5,000円 

近所  3,000~5,000円 

 

お香典を包む金額は宗教によっての違いはなく、ご自分の年齢や故人との関係性で金額は変化します。地域によっても多少異なりますので、親戚の方などに相談するといいでしょう。

用意する際のマナー

またこの相場金額を見てお気付きの方もいるかもしれませんが、偶数を避け5,000円、10,000円、30,000円というように奇数金額を入れるのがマナーとされています。特に使ってはいけない数字が「死」を想起させる4、また奇数であっても9は「苦」を想起させるのでタブーとされています。

このように奇数枚のお札を用意したら袋の表側に対してお札が裏側になるように入れましょう。香典はお悔み事なので顔を伏せる意味が込められていると言われています。

また入れるお札は故人が逝去することを準備して待っていたと思われないよう新札は避けてください。

※香典の渡し方についてはこちらもご覧ください👇

家族葬

まとめ

悪気がなくてもマナーや意味を間違えてしまうと失礼な人だと受け取られてしまうこともあります。もちろん一番大切なのは故人を偲ぶお気持ちですが、その故人や喪家を思いやり、おこなった行為が無駄になってしまわないよう、正しい知識を持ってお香典を用意しましょう。

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