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キリスト教のお葬式 | の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

キリスト教のお葬式

2022年09月16日

日本ではキリスト教のお葬式は全体の1%程度と言われています。そのため、いざキリスト教で葬儀を行う立場になったり、キリスト教の葬儀に参列することになった場合、分からないこともあるので、今回はキリスト教で行う葬儀の流れや注意するマナーなどについて解説していきます。

キリスト教の葬儀

キリスト教で重要なのは「死」の迎え方です。死は「召天」といい、主(神)のもとに召され、最後の審判を受け、復活の日まで天国で過ごすという意味があります。
「死」に対する捉え方も仏教とは違い、仏教では死は縁起が悪いもの・悲しむべきこととして捉えるのに対し、キリスト教では死は神の元へ召される祝福すべきものとして捉えられています。

キリスト教葬儀の特徴

キリスト教でも、「カトリック」と「プロテスタント」という宗派の違いによって細かいルールがあります。また、キリスト教では信者が危篤状態になった段階で神父・牧師に来てもらいます。その場合も宗派によって異なってきます。

カトリックの場合

「カトリック」では信者の容態が危篤状態になった段階で神父に来てもらいます。信者の意識がまだあるうちに「病者の塗油(とゆ)の秘跡(聖油の秘蹟)」を行います。信者の枕元に白い布で覆った机を用意して、その上にロウソク、間に十字架、その前にタオル・綿・聖体(教会から持参したパンとぶどう酒のこと)・聖油壺などを置きます。
神父は死に瀕している信者の額に手を置き、神に犯した罪の赦しを請い、聖書を朗読して、信者の額と両拳に聖油を塗ります。聖油を塗られた者は全ての罪が許され、神の恵みが得られるとされています。
葬儀では、通夜・葬儀の言い方を「通夜の祈り」「葬儀ミサ」と言います。また、カトリックでは聖書朗読や神父が説教をする「言葉の典礼」や、パンやブドウ酒などを祭壇に奉納する「ミサ」が中心となります。また、聖歌に送られて、献花なども行われます。
カトリックでの葬儀の意味は、死は終わりではなく始まりであるため、神に故人の罪を謝罪し許しを請い、永遠の命を授かるように祈る儀式と捉えています。

プロテスタントの場合

「プロテスタント」では、信者が危篤状態になった段階で牧師に来てもらいます。そして、信者が安らかに天へ召されることを牧師と家族が一緒に祈る「聖餐式(せいさんしき)」を行います。牧師はパンとブドウ酒を信者の口に与えます。その後、聖書の一説を読みながら、神に「天に安らかに召されるように」と、「永遠に安息」を家族と共に祈ります。そして、信者が息を引き取ったら、遺族はガーゼや脱脂綿に水を含ませ故人の唇を濡らす「死に水(末期の水)」を行います。その後、死化粧や生前に愛用していた服などに着替えさせて旅立ちの準備をします。
葬儀では、通夜・葬儀の言い方を「前夜祭」「葬儀式」と言います。また、プロテスタントでは聖書朗読や賛美歌斉唱や牧師の説教を行い、葬儀と告別式を分けずに行われます。プロテスタントの葬儀は、形式にこだわらないのが特徴です。
プロテスタントでの葬儀の意味は、祈りを捧げることがメインの葬儀になります。神に感謝し遺族を慰め、友人知人への告別をする儀式と捉えています。

キリスト教葬儀に参列する時のマナー

キリスト教の葬儀に参列する時のマナーや注意点をご紹介します。
仏教や神道の葬儀に参列すると、「心よりお悔やみ申し上げます。」というお声掛けなどをしますが、キリスト教では死に対する考え方が違い、「亡くなったことは悲しいことですが、不幸なことではない」「永遠の命の始まり」という意識があるので、お声掛けする場合は「安らかな眠りをお祈りいたします」のように、故人様の安寧を祈る形が一般的だと言われます。
服装については、仏式の場合と同じもので問題ないにですが、男性であれば喪服、あるいはダークスーツ、女性は黒のスーツやアンサンブル、ワンピースなどです。靴やバックといった小物類も黒を使い、派手な時計やアクセサリーなどは避けるようにしましょう。また、仏式では仏や菩薩を拝礼する際に数珠を使用しますが、キリスト教の場合は宗教が異なるため、葬儀の最中に使用することもありません。
香典も仏式と異なってきます。香典とは故人様に対する供養の気持ちを表すために、本来は線香や花を供花として供えますが、現代では香典と称した場合は現金を指します。プロテスタントでは、「御花料」、カトリックでは「御ミサ料」と書かれ、百合の花または十字架の文様がついた不祝儀袋を用意します。不祝儀袋の表書きの記名には、悲しみの涙で文字が滲んだとの気持ちを込めて、薄墨を用いましょう。
また、仏教では葬儀の際に焼香を行いますが、キリスト教の葬儀の場合は献花を行います。献花に用いる花は白い菊やカーネーションを用いることが多いです。
続いてキリスト教葬儀の流れについてご説明いたします。

キリスト教葬儀の流れ

カトリック教会式では、葬儀と告別式は別々に執り行われることが一般的です。大きく分けると「入堂式」「葬儀ミサ」「告別式」の3構成です。時間にして60分~90分前後になります。簡単にカトリックの葬儀・告別式の流れを紹介します。

葬儀・告別式の流れ

【カトリックの葬儀・告別式の流れ】

◎葬儀の流れ
①入堂聖歌
神父が聖歌とともに会場の教会に入堂した後、棺と遺族が入堂します。参列者は起立をして迎えます。
②開式の挨拶
神父が葬儀の開始を告げる開式の挨拶を行います。挨拶の前には神父が棺に聖水を注ぎ、香を棺や祭壇に振りまく献香を行うことが一般的です。
③葬儀ミサ
葬儀のミサでは、主に「言葉の典礼」と「感謝の典礼」が執り行われます。言葉の典礼とは、神父が聖書の朗読と説教を行い、参列者全員で祈りを捧げる儀式です。
感謝の典礼では、遺族が祭壇にパンとぶどう酒を捧げた後、神父からキリストの体、すなわち聖体となったパンとぶどう酒を受け取る「聖体拝領」が行われます。
④赦祷式(しゃとうしき)
故人の魂が復活すること、または生前の罪が許されることを願って祈りを捧げます。

◎告別式の流れ
①入堂聖歌
葬儀の際と同様に、神父が聖歌とともに会場の教会に入堂し、その後、棺と遺族が入堂します。参列者は起立をして迎えます。
⓶聖歌斉唱
参列者一同で聖歌を歌い、告別式を開式します。
③弔辞・弔電紹介
故人がカトリック信者となった経緯などを交えた故人の経歴と、故人に寄せられた弔電が紹介されます。
④献花
ご焼香の代わりに、献花の儀式が執り行われます。献花はご焼香と同様に、喪主・家族・親戚・友人・知人という順番で進められることが一般的です。
⑤喪主挨拶
喪主が参列者に対して感謝の挨拶を行い、閉式となります。

【プロテスタントの葬儀・告別式の流れ】
葬儀告別式
牧師入場→オルガン演奏、賛美歌→聖書朗読、祈祷、説教→賛美歌→献花→弔辞弔電→祈祷→お別れ→遺族代表挨拶→出棺
※プロテスタント教会では、葬儀と告別式を分けずに執り行うことが一般的です。場所は葬祭ホール・御自宅・集会場等で行われます。
簡単にプロテスタントの葬儀・告別式の流れを紹介します。

◎葬儀・告別式の流れ
①開式の挨拶
プロテスタント教会式では、牧師は既に入堂しており、開式の挨拶から始められることが多い傾向です。開式を告げる挨拶の際には、オルガンによって讃美歌が奏でられます。
⓶聖書朗読・讃美歌斉唱
牧師が聖書を朗読し、祈りを捧げます。その際、参列者は黙祷を行います。祈りを捧げ終えた後は、参列者全員で讃美歌が奏でられます。
③牧師による説教
まず、牧師が故人の略歴や人柄などを紹介します。その後、信仰とは何か、神とは何かなど説教が行われます。
④弔辞・弔電紹介
弔辞。弔電は故人の弔いというよりも、思い出を語るような内容が一般的です。
⑤祈祷・オルガン奏楽
オルガンの演奏を聞きながら黙祷します。
⑥告別の祈り・献花
牧師が祈りを捧げ、全員で讃美歌を斉唱します。その後、牧師・喪主・遺族・親族・一般会葬者の順番で献花を行います。
⑦遺族のあいさつ
※場合によっては、献花前に遺族あいさつが行われることもあります。

まとめ

キリスト教の葬儀に参列する際は「御花料」を持参しましょう。訃報を受けて供花を贈る場合は、遺族に確認してから手配しましょう。仏教や神道と異なるため、数珠の持参は不要です。
また、キリスト教では死に対する考え方が違い、「亡くなったことは悲しいことですが、不幸なことではない」「永遠の命の始まり」という意識があるので、お声掛けはしないのがマナーですが、する場合は「安らかな眠りをお祈りいたします」のように、故人様の安寧を祈るお声掛けをしましょう。

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