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徳島県で神道の葬儀をするなら?流れやマナー、仏教との違いも含め解説 | 吉野川市の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

徳島県で神道の葬儀をするなら?流れやマナー、仏教との違いも含め解説

2022年09月28日

神道の葬儀に参列されたことはあるでしょうか?ご自身が神道を信仰されているのであれば1度はあるかもしれませんが、仏教を信仰されている方にはあまり機会がないかもしれません。神道も仏教も古くから日本で信仰されてきたものですが、基本的な考え方は異なっています。まずは基本的な作法(マナー)から押さえていただき、それぞれの違いも知っていただけたらと思います。

神道の葬儀「神葬祭」 仏式との違いは?

神道「神葬祭」と仏教の違い

仏教を信仰されている方は「仏式」、神道の方は「神式」という形式で葬儀が執り行われます。この二つの宗教の一番の違いは、「普遍宗教」か「民族宗教」かという点にあります。
仏教には「経典」、つまり「教え」が存在します。これはキリスト教やイスラム教も同じであり、「教え」という核となる考え方があるので、国境や人種を関係なく、さまざまな人が信仰することができます。これを「普遍宗教」と呼びます。
一方で、神道には伝説や言い伝えといったものはありますが、明確な「教え」や「経典」が存在しません。古くから日本の各地で伝わってきたさまざまな信仰を、大きく“神道”としてまとめたものと考えてよいでしょう。
日本には仏教やキリスト教のように「ひとつの存在を信じる」という考え方ではなく、「八百万の神」という考え方があり、自然や天候などを神格化して崇める文化があります。これは日本独特の考え方であり、日本以外の国の方には理解することが難しいとされています。日本独自の考え方、すなわち「民族宗教」と言えます。
また、仏教の教えでは、魂は冥土で転生するという「輪廻転生」の考え方を信仰しているのに対して、神道では故人の魂は家の守護神になると考えられています。
仏式で行われる葬儀は、お坊さんがお経を唱え、”死者の魂を極楽浄土へ送り出すための儀式”であり、故人の冥福を祈るものです。
一方で神式の葬儀は、お経ではなく祝詞(のりと)を唱え、”故人を先祖と共に守り神として奉り、故人と共に子孫繁栄を祈る”ことを目的として行われます。

神道の死生観

各宗派の寺院の敷地内や、隣接する場所にお墓を建てることが多い仏教に対し、神道の場合は、神社の敷地内にお墓を建てません。ここには、仏教と神道との「死生観」の違いが表れています。
仏教では死後「別の世界に生まれ変わる」「苦しみから解放される」といった考え方をするのに対し、神道では、魂を主とし、肉体的な死は穢れ(けがれ)を表すといった考え方をします。そのため、穢れたものとされる“死”を遠ざけるため、神社の敷地内にお墓を建てることはないのです。神道のお墓は、神社から離れた霊園にあることが多く、新たにお墓を建てる場合には、公営や民営の霊園に建てることになるでしょう。徳島県内においても、同じく公営や民営の霊園に建てることがほとんどです。
また地域によっては、神道専門の墓地も増えていると言われていますので、探してみるのも1つの手ではないでしょうか。

古事記から見る神式葬儀の歴史

神道は縄文時代から弥生時代を経て古墳時代にその原型ができたといわれています。
先述の通り、神道には「経典」に当たる書物がありません。しかし、日本最古の歴史書である「古事記」には、神道に通じる日本神話が数多く記されています。
アメノワカヒコという神が亡くなった際、飲み食いをしながら弔った描写が記されているのもその1つです。
古代におけるこの葬送の様子は、まさしく神道の葬儀、「神葬式」の源流となるものといえるでしょう。

神葬祭の流れ

神葬式の流れ

仏式の葬儀はどこで行われるでしょうか?セレモニーホールやご自宅はもちろんのこと、寺院で行われることも多いでしょう。しかし神葬祭を神社で行うことは決してありません。
これは先述の通り、神道において“死”とは穢れであり、聖域である神社からは遠ざけられているためです。そのため、神葬祭はセレモニーホール、もしくはご自宅で行われることとなります。

逝去当日の流れ

①「帰幽奉告(きゆうほうこく)」→②「枕直しの儀」→③「納棺の儀」
・神葬祭一日目の流れ
④「通夜祭」→⑤「遷霊祭(せんれいさい)」
・神葬祭二日目の流れ
⑥「葬場祭」→⑦「火葬祭と埋葬祭」→⑧「帰家祭」
※補足として・・法要はいつ行う?
神道には仏教の法事にあたる儀式として「霊祭」や「式年祭」というものがあります。
「霊祭」には翌日祭・十日祭・二十日祭など十日ごとの霊祭の後、一年祭・三年祭・五年祭などの「式年祭」が行われます。
十日祭は、仏教の「初七日」にあたり、五十日祭が「四十九日」にあたります。仏教と同じく五十日祭を終えると「忌明け」となるので、霊祭の中でも重要な儀式といえるでしょう。
これも神葬祭と同じく神社では行いません。ご自宅などで行うこととなります。

神葬祭のマナー(作法)

・玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法
玉串奉奠の作法は次のような手順になります。
①【玉串を受け取る】 ご遺族に一礼し、神職の方に進んで一礼、両手で玉串を受け取ります。この時、右手は根元を上から、左手は枝先を下から持ちましょう。胸の高さに玉串を掲げ、玉串案(玉串を置く台)の前へ進みます。
②【祭壇の前で祈念する】 玉串案まで進み、一礼し、根元が手前になるように90度回します。次に根元と枝先を持っている左右の手を入れ替え、今度は根元が祭壇に向かうよう、時計回りに回し、玉串案に捧げます。
・拝礼の作法
神道での拝礼は「二礼二拍手一礼」で行うのが一般的です。頭を2回下げ、柏手を2回打った後、最後に1礼します。
ただし、葬儀等など弔事での柏手は両手を打つ直前で止める「しのび手」とし、音を立てないようにくれぐれも注意しましょう。
・数珠は持たない
葬儀といえば数珠を持っているイメージですが、数珠は仏教で用いられる仏具ですので、神道では用いません。
・不祝儀袋の選び方、書き方
不祝儀袋は黒白、もしくは双銀といった、いわゆる一般的な水引を選びます。蓮の花の絵柄が入ったものもありますが、蓮は仏教のシンボルであるともいえますので、使わないようにしましょう。
ここで注意するべきは表書きです。「御香典」とよく目にするかとは思いますが、これは仏教の用語です。神道の場合は「御玉串料」、「御霊前」などとなります。
また「御霊前」は仏教・神道・キリスト教のいずれの宗派でも使うことができますので、迷った場合は「御霊前」と書くのが良いでしょう。

 

神葬祭ならではの特徴

・お供え物
神道でのお供え物は「神饌」と呼ばれます。神饌は御神酒・お米・水・塩・御餅の他、野菜や乾物・果物・魚・御菓子などの食べ物です。故人が生前好きだった食べ物も良いでしょう。
線香やろうそくなど、仏教で用いられるものはお供え物としては適していません。
・戒名・法名→諡号(おくりな)・位牌→霊璽(れいじ)
神道に戒名は存在しませんので、生前の姓名の下に男性は「大人(うし)」・女性は「刀自(とじ)」などの尊称を付した諡名を用いています。
また、位牌も仏教のものとは異なり、「霊璽」と呼ばれる白木で造られたものを用います。
・玉串奉奠(上記作法で説明有)・「雅楽」の演奏
「雅楽」もまた仏教との大きな違いの一つです。キリスト教の葬儀で賛美歌を歌うように、神葬祭では「盤渉調(ばんしきちょう)」という悲しい調べの雅楽が演奏されます。
演奏、といっても多くの葬儀社ではCD等の録音されたものを流していると思われます。
玉串奉奠の際には盤渉調の中でも「越天楽」という曲が多く使われています。
・お墓
神道と仏教のお墓の違いですが、一般的な形そのものに大きな違いはありません。ですが地域の風習による違いなどもあり、墓石の頭部が平坦ではなく、先端部を尖らせる剣先状の形としているなどの事例があります。
明確な違いとしては、仏教のお墓にはあるお線香立てがないこと、戒名ではなく諡名が刻まれていることです。神道のお墓にはお線香立てではなく、供物を備える台が設けられていることが多いのです。また上記の通り戒名は存在しませんので、生前の姓名の下に「大人(うし)」・「刀自(とじ)」などの諡名が用いられています。
・祖霊舎→仏教での仏壇にあたる
祖霊舎は神徒壇とも呼ばれ、仏教の仏壇にあたります。霊璽と神具(神鏡・勾玉・剣の三種の神器)を納めておく祭壇です。
昨今では小型や台付型など種類が様々ありますので、毎日参拝しやすいタイプを選ぶと良いでしょう。祖霊舎は、霊璽を神職にお祓いしていただく「五十日祭」までに準備を済ませておきます。
・神棚封じ
神社から死、つまり“穢れ”を遠ざけるように、神棚もまた「神棚封じ」を行います。
これは忌明けとなる50日後まで続ける必要があります。また、神棚封じはご遺族ではない第三者が行うことが良いとされていますので、葬儀社の担当者に依頼するのも良いでしょう。
一般的には以下の手順で行います。
1.神棚の神様に挨拶をしてから、誰が亡くなったのかをお伝えする。
2.御神酒や米や塩などのお供え物や榊を下げる。
3.神棚の扉を閉めてから、白い半紙などで神棚が隠れるようにする。
半紙を貼る際には神棚を傷つけることがないよう、セロハンテープを用います。

挨拶で使ってはいけない言葉

悲しみ・お疲れの様子が見えるご遺族になんとお声がけしたら良いか、皆さま悩まれることでしょう。正しい言葉遣いよりも故人とご遺族を想う気持ちが第一ですが、基本的なマナーは押さえておきたいものです。
「忌み言葉」はどのような宗教においても必ず避けましょう。
不幸が続く・繰り返されることを連想させる言葉、「重ね重ね」「次々」などは「忌み言葉」に当たります。また、「死」や「生きていた頃」などの直接的な表現は避け、「逝去」、「お元気だった頃」など言い換えることも大切です。
更に、葬儀の場ではよく聞かれる「お悔やみ・・・」「御冥福を・・」など、これらは仏教用語です。神式では「御霊(みたま)のご平安をお祈りします」などと、言い換えます。

まとめ

真言宗や浄土真宗など、仏教を信仰している方から見れば、仏教と神道の違いに戸惑うことが多いかもしれません。
しかしそれはキリスト教や他宗教でも同じことであり、大切なのは故人を思うお気持ちです。とはいえ、突然神葬祭に参列するとなれば作法や様式に気を取られてしまうもの。少しでも心穏やかに故人を御送りできますよう、お役立ていただければと思います。

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