仮会員で今すぐ大幅割引
無料でお届け資料請求
お悩み事即解決

お客様サポートダイヤル

0120-3158-94

【徳島】24時間・365日受付中

無料資料請求はこちら

単一宗教宗派としては最大規模「曹洞宗」とは | 阿南市の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

阿南市の豆知識

単一宗教宗派としては最大規模「曹洞宗」とは

2023年03月29日

「曹洞宗」とは伝統仏教と呼ばれる13宗派のうちのひとつです。

臨済宗や黄檗宗と同様に中国から伝わり、釈迦如来を本尊として崇める「禅宗」と呼ばれる宗派に分類され、全国に多数の寺院・檀信徒を持ち、日本の単一宗教宗派としては最大規模といわれています。

今回は日本有数の仏教宗派である曹洞宗についての歴史や教えの特徴について紹介していきます。

曹洞宗とは?

一仏両祖(いちぶつりょうそ)

曹洞宗の特徴として、まずは「一仏両祖」が挙げられます。通常の宗派では開祖が一人というのが一般的です。しかし曹洞宗では中国で禅を学び正伝の仏法を日本へ伝えた道元禅師(どうげんぜんじ)を開祖、その教えを全国に広めた瑩山禅師(けいざんぜんじ)を宗祖とし「両祖」として仰ぎ、お釈迦さまとともに「一仏両祖」と呼びます。

二大本山(にだいほんざん)

大本山とは全国にある寺を統括している大元の寺を指します。通常では大本山は一つといのが一般的ですが、曹洞宗には大本山が二つ存在するということも他の宗派と異なるところでしょう。曹洞宗では「二人の祖」を崇めていることから両祖がそれぞれ建立した寺を大本山としています。道元禅師が建立した「永平寺」は曹洞宗の根本の教えが説かれた寺、瑩山禅師が建立した「總持寺」は曹洞宗が大きく発展していく拠点となった寺とし、この二つの寺を「二大本山」といいます。

曹洞宗の歴史

曹洞宗は中国の禅宗五家の一つで、唐の時代の禅僧・洞山良价(とうざんりょうかい)を開祖とします。日本における曹洞宗は約800年前の鎌倉時代に道元により伝えられ、臨済宗などとともに鎌倉仏教の一つに数えられています。

臨済宗の建仁寺で修業した道元は、宋に渡り天童山で曹洞宗の天童如浄により悟りの境地に達したことを証明する印可証明を受け、1228(安貞2)年に帰国し京都に興聖寺を開きました。しかし比叡山から弾圧を受け、1244(寛元2)年に越前国(福井県)に下向、永平寺を開山しました。その後、第四代の瑩山のもとに多くの優れた門下が集ったことで曹洞宗はさらに大きな発展を遂げ、日本全国へ広まっていくこととなります。そのため曹洞宗では道元禅師を「開祖」、瑩山禅師を「宗祖」とし両祖を仰いでいます。

さて、「臨済将軍曹洞士民」という言葉があります。これは臨済宗が鎌倉幕府や室町幕府など武家政権と強く結びついていたのに対して曹洞宗は地方の武士や民衆に広まっていったという背景があっての言葉です。現在では全国の曹洞宗の寺院は全国で約一万五千、信徒数は三百万人以上と単独の宗派としては最大の規模となっています。

曹洞宗の教えとは?

曹洞宗の教えの根幹は「坐禅」です。これはお釈迦さまが坐禅の修行に精進され悟りを開いたことに由来しており、坐禅によって身体を安定し、心を集中することで物事の真実の姿、あり方を見極めて心身の調和を図ることに重きを置いているためです。その坐禅法を「只管打坐(しかんたざ)」と呼び、ひたすら坐ることを重視しています。これは、坐禅する姿は「仏の姿」そのものであり、また「悟りの姿」である。とし、修行と悟りは一体のものであるという「修証一如(しゅしょういちにょ)」の教えに基づいているためです。

普段の生活の中では物事の上辺だけを見て心が惑わされたり、自分勝手な思い込みや欲で言葉を発したり行動したりするものです。そのため道元禅師は坐禅を組んでいるときだけでなく、日頃の暮らしの中でも坐禅の精神を持って過ごすことが大切だと説いています。

曹洞宗の葬儀の特徴

曹洞宗の葬儀では大きく前半と後半に分けられているのがポイントです。前半では故人を仏の弟子にするための「授戒の儀式」を、後半では故人を仏の世界に導く「引導の儀式」を行います。

また鼓鈸三通(くはつさんつう)という儀式では三人一組の僧侶が印磬(いんきん)という手に持つ鐘型の仏具と太鼓、それに妙鉢(みょうばち)とよばれるシンバルのような仏具を使って「チン・ドン・ジャラン」と音を鳴り響かすため、他の宗派と比べ鳴り物、僧侶の人数が多く賑やかになることが特徴です。この鼓鈸三通の荘厳な音色によって故人を仏の世界へ送り出しているといわれています。

まとめ

今回は伝統仏教のひとつ曹洞宗の歴史や特徴についてご紹介しました。

日本最大規模を誇る曹洞宗。しかしその成り立ちや教えについて知っている方は意外に少なく感じます。

同じ仏教であっても歴史や教理、作法は宗派により大きく異なりますので今回の記事をご覧になっていただいた方は一度ご自身の宗派がどこなのか確認してみてはいかがでしょうか?

もしかするとご自宅の仏壇には「一仏両祖」が祀られているかもしれませんね。

各宗旨、宗派についてご質問があれば家族葬の花水木へお気軽にお問合せ下さい。

※同じ禅宗に分類される「臨済宗」についてはコチラ👇

家族葬

 

葬儀に関するお問い合わせは 香川・徳島の花水木へ

●家族葬の花水木は香川・徳島で全15会館展開中

※香川県の葬儀会館については→コチラ

※徳島県の葬儀会館については→コチラ

●お迎えから納骨までご家族専属の葬儀コンシェルジュがサポート
●各種家族葬プランを取り揃えており皆様にあったプランをご提供できるようになっております。
●葬儀後の様々な手続きを克明に記した「葬儀後のガイドブック」をお渡ししており、お客様より大変好評をいただいております。

➡ 資料請求はコチラ

➡ 仮会員登録ページはコチラ