いつも事前相談でお伝えしているのですが、今は本当に「何をしたらいいのか分からない」ではなく、「何が分からないのか分からない」という方が多いです。
家族葬が増えたこと。
高齢化が進んだこと。
核家族化が進んだこと。
親族付き合いが昔より薄くなったこと。
こうした背景もあって、50代になってもお葬式にあまり参列した経験がない、という方も珍しくありません。
ですから今回は、基本の基本として、家族葬の流れをざっくり分かりやすく整理しておこうと思います。
まず結論。家族葬の流れはこの順番です
- ご逝去
- 葬儀社へ連絡
- お迎え・ご安置
- お寺様への連絡、日程調整
- 打ち合わせ
- 納棺
- 通夜
- 葬儀・告別式
- 出棺・火葬・収骨
- 初七日法要・精進落とし
もちろん、宗派や地域、火葬場の空き状況によって前後することはあります。
ただ、まずはこの全体像を頭に入れておけば十分です。
なぜ最初に流れだけでも知っておいた方がいいのか?
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理由はシンプルです。
流れが見えるだけで、人はかなり落ち着けるからです。
悲しみの中では、どうしても判断力は落ちます。
その状態で、次から次へと決めることが出てきます。
だからこそ、
- 今どの段階なのか
- 次に何を決めるのか
- 何を準備しておけばいいのか
これが少しでも見えていると、不安の大きさが変わります。
私は事前相談でも、細かい商品の話の前に、まず全体の流れからお話しすることが大事だと思っています。
家族葬で最初に決めることは何か?
どこにご安置するか
ご自宅か会館かを決めます。
昔はご自宅へお連れするのが当たり前という感覚も強かったですが、今はそうとも限りません。住宅事情もありますし、ご近所への配慮もあります。
大事なのは、ご家族が無理なく落ち着いて過ごせるかどうかです。
誰に知らせるか
家族葬といっても、本当に家族だけのこともあれば、親族までお声掛けすることもあります。親しいご友人まで来ていただくケースもあります。
ですから最初の段階で、どこまでの範囲に知らせるのかを大まかに決めておくと、その後の打ち合わせが進めやすくなります。
お寺様と日程をどうするか
菩提寺がある場合は、お寺様への連絡が必要です。
通夜・葬儀の日程は、
- お寺様のご都合
- 火葬場の空き状況
- ご家族のご希望
この3つを見ながら決まっていきます。
ですから、ここはご家族だけで決まるというより、調整して決まるものと思っておいた方が安心です。
家族葬は実際にどう進むのか?
まずは葬儀社に連絡します
病院や施設で亡くなられた場合、まずは葬儀社にお電話をいただきます。
この時に必要になるのは、主に次のような内容です。
- 故人様のお名前
- 今いらっしゃる場所
- ご連絡いただいた方のお名前と連絡先
- どこへご安置するか
- お寺様の有無
全部を完璧に答えられなくても大丈夫です。
分かる範囲でお伝えいただければ、そこから整理していけます。
お迎えに伺い、ご安置をします
次に、病院や施設へお迎えに伺います。
その後、ご自宅もしくは会館へご安置します。
ここで大事なのは、どこで最初の時間を過ごすかです。
ご自宅がいい方もいらっしゃいますし、会館の方が落ち着くという方もいらっしゃいます。
正解はひとつではありません。
お寺様への連絡と日程調整をします
お寺様がいらっしゃる場合は、枕経のお願いをします。
そのうえで、
- 火葬場の空き状況
- お寺様のご都合
- ご家族のご希望
を見ながら、通夜と葬儀の日程を決めていきます。
ここはご家族が「この日にしたい」と思っても、その通りにならないこともあります。
ですから、少し余裕を持って考えていただくことが大切です。
打ち合わせで内容を決めます
ここが一番、決めることが多いところです。
- 喪主様はどなたか
- どこまでの方に来ていただくか
- どのプランにするか
- お料理や返礼品をどうするか
- 遺影写真をどうするか
- 棺に入れたいものはあるか
正直、ここが一番「何が分からないのか分からない」となりやすい場面です。
だからこそ、相談から当日まで話がつながる体制かどうかは大事です。
納棺をします
故人様の身支度を整えて、お棺にお納めします。
この時間は、単なる作業ではありません。
ご家族にとって、気持ちの整理が少しずつ始まる時間でもあります。
「最後にきれいにしてあげたい」
「愛用品を入れて送りたい」
そういうお気持ちが出てくるのも、この頃です。
通夜を行います
通夜は、ご家族やご親族、近しい方が集まる最初のお別れの時間です。
家族葬の場合、人数が多くなくても、この時間はとても大事です。
慌ただしく終えるのではなく、故人様のそばで静かに過ごす。
そこに家族葬の良さがあります。
葬儀・告別式を行います
翌日に葬儀・告別式を行います。
読経。
焼香。
お花入れ。
ご挨拶。
流れとしてはシンプルですが、ご家族にとっては一つ一つが大きな意味を持つ時間です。
出棺・火葬・収骨へ進みます
告別式のあと、出棺となり火葬場へ向かいます。
火葬のあとに収骨を行います。
この部分は、火葬場によって流れが少し違います。
待合室で過ごすところもあれば、いったん会館へ戻る地域もあります。
ですので、事前に
- どこで待つのか
- どれくらい時間がかかるのか
を確認しておくと安心です。
初七日法要・精進落としまで行うことが多いです
最近は、葬儀当日に繰り上げて初七日法要まで行うご家族が多いです。
その後、精進落としのお席を設けて一区切り、という流れになります。
ここまで終わって、ようやく「まずは一段落」という感覚になる方が多いと思います。
たとえば、こんなスケジュール感です
たとえば、月曜の夜に病院でお亡くなりになった場合、
- 月曜夜 お迎え・ご安置
- 火曜朝 お寺様連絡、火葬場確認 打ち合わせ
- 火曜夕方 通夜
- 水曜 葬儀・告別式・火葬
これが最短のスケジュールで香川県の場合、こういう進み方になることが多いです。
ただ、これはあくまで一例です。
友引を挟んだり、火葬場が混み合っていたり、お寺様のご都合があったりすると変わります。
よくある勘違いと注意点
家族葬に明確な定義はありません
同居家族だけの家族葬もあります。
親しいご親族やご友人まで来ていただく家族葬もあります。
ですから、家族葬だから絶対にこう、というものではありません。
家族葬は「結局高くつく」と一概には言えません
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ここは誤解が多いところです。
よく、
「家族葬は香典が少ないから結局高くつく」
という話を聞くことがあります。
ただ、これは少し雑な言い方だと思っています。
確かに、人数が少なければ料理や返礼品の数は変わります。
でも一方で、家族葬は親族中心になることが多いので、香典の考え方まで一律ではありません。
ですから、家族葬だから得、家族葬だから損という話ではないんです。
見るべきなのは、
- どこまでの方にお声掛けするのか
- お料理をどうするのか
- 返礼品をどこまで用意するのか
- 何がプランに含まれているのか
この設計です。
名前で判断するのではなく、中身で判断する。
ここが大切です。
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自宅安置は誰でもできるわけではありません
住宅事情によっては難しいことがあります。
マンションや間取りの都合で、会館安置の方が現実的な場合も多いです。
ですから、自宅に連れて帰れないから駄目、ということではありません。
お棺に何でも入れられるわけではありません
思い出の品を入れてあげたいというお気持ちはよく分かります。
ただし、金属類やガラス類、水分の多いものなど、火葬の都合で入れられないものがあります。
ここは事前に確認してください。
葬儀が終わったらすべて終わり、ではありません
役所の手続き。
保険。
年金。
相続。
法要の準備。
葬儀後にもやることはあります。
ですから、葬儀の流れだけではなく、その後まで見てくれるかどうかも大事です。
事前に準備しておくと安心なもの
完璧でなくて大丈夫です。
次のものは、分かる範囲で整理しておくと安心です。
- 遺影写真に使えそうなお写真
- 認め印(必要じゃない自治体が今はほとんどです)
- 本籍地
- 親族の連絡先
- 宗旨宗派、檀那寺(菩提寺)の連絡先
- 火葬料金(地方自治体によって変わります)
- 納骨先の確認(お墓の場所)
- 棺に入れたい思い出の品
これだけでも、いざという時の負担はかなり違います。
まとめ
家族葬の流れは、知らないと複雑に見えます。
でも、全体をざっくりでも知っておけば、やることは順番に整理できます。
私はいつも、「完璧に知っておく必要はありません。ただ、最初の地図だけは持っておいてください」とお伝えしています。
その地図があるだけで、もしもの時の不安はかなり違います。
最後に
今、親御さんのことで少しでもご心配がある方は、まだ早いと思わずに事前相談へお越しください。
何を決めるかではなく、まず「どういう流れなのか」を知るだけでも十分意味があります。
花水木では、一施工一担当制で最初から最後まで同じ担当が流れをご説明し、一日一家族貸切の空間で落ち着いてお別れしていただける環境づくりを大切にしています。費用についても、何が含まれていて何が別に必要なのかを整理しやすい、比較しやすい価格設計を心がけています。
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「まだ何も決まっていない」
「話だけ聞いておきたい」
その段階で大丈夫です。
分からないことが分からない方ほど、早めの事前相談をおすすめします。
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