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友人葬という形「創価学会」とは | の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

友人葬という形「創価学会」とは

2023年05月30日

日本において「葬儀」と聞くと、仏式での葬儀を想像する方が多いのではないでしょうか。

ですが、信仰している宗教がある場合は「その宗教の形式に沿った葬儀をあげるのが良い」と思われるご遺族が多いと思います。

仏式、神式、キリスト教や無宗教葬という形。葬儀の形はさまざまです。

そこで今回は、創価学会と創価学会の葬儀である「友人葬」についてご紹介します。

創価学会とは

創価学会とは、日蓮大聖人を信仰する法華経系の宗教団体です。

信者は「学会員」と称され、国内に公称827万世帯の信者を擁すると言われています。

葬儀においては、儀礼文化よりも故人を悼む「まごころ」が重んじられている。という点と「故人が成仏できるかは生前の信仰による」とされているのも大きな特徴です。

葬儀は遺族や友人・知人などの親しい人を中心に執りおこなわれ、学会員でなくとも故人と縁のあった人は参列できます。

また、昭和39年に結党された日本初の宗教政党・公明党の支持母体でありその活動は多岐にわたります。

創価学会の歴史

1930年(昭和5年)、尋常小学校の校長であった牧口常三郎や当時の教育者などが集い、日蓮の仏法精神に基づく教育者の育成と、雑誌の発行を目的とする「創価教育学会」を創立し、同年11月18日、「創価教育学体系」第一号が発刊されました。

「創価教育学会」は、1937年(昭和12年)には日蓮正宗の法華講の1つとして位置付けられ、この組織が創価学会の前身となります。

第二次世界大戦中の1943年(昭和18年)6月に牧口、戸田を含む幹部が治安維持法並びに伊勢神宮に対する不敬罪で逮捕され、牧口は1944年(昭和19年)11月18日に獄死。

1945年(昭和20年)7月3日、出獄した戸田は、組織名を「創価学会」に改称し組織を再建、そして1952年(昭和27年)に宗教法人の認証を得ました。

1951年(昭和26年)5月3日に第2代会長に就任した戸田城聖のもと、75万世帯を目標にした「折伏大行進」という名の大規模な布教活動が行われ、日本国内での創価学会の勢力は急拡大することとなります。

1958年(昭和33年)4月2日に戸田第2代会長が死去、1960年(昭和35年)5月3日には池田大作が第3代会長に就任(2022現・名誉会長)しました。

日刊聖教新聞、月間創価新報、月間大白蓮華などの機関紙誌は現在も発行されています。

創価学会の教え

創価学会は日蓮大聖人を末法時代の本仏と定め信仰する法華経系の団体です。

創価学会の「創価」とは、生命の尊厳に基づく人類の幸福と世界平和の実現を中心とした価値の創造を意味します。

また創価学会の思想は「人間革命」という言葉に凝縮されているとされています。「人間革命」とは、「自身の生命・生涯をよりよく変革し、人間として成長・向上していくこと」を指します。第2代会長が理念として示し、第3代会長が信仰の指標として展開していきました。

創価学会の葬儀の特徴

「友人葬」とは、1991年に始められた創価学会独自の葬儀です。独自のものですので、一般的な仏式による葬儀とは大きく異なる点が2つあります。

僧侶がいない

1つ目は「葬儀に僧侶は呼ばない」という点です。僧侶の代わりに友人の代表(儀典長)が導師を務め、葬儀を執り行います。

創価学会においては供養するには「まごころ」を持って題目を唱和することが大事だと考えられています。そして導師はあくまで友人という位置付けのため、お布施も必要ありません。

故人を悼むまごころを特に重視し、それを「南無妙法蓮華経」という言葉で表現します。

戒名をつけない

もう1つの特徴として「戒名をつけない」という点があげられます。

戒名とは、故人の仏教上の名前のことです。生前の名前を仏教上で俗名と言いますが、この戒名には「俗世から仏の世界に旅立つ」という意味があり、僧侶によってつけられます。

ですが友人葬では生前の名前のままで供養を行い、戒名なしで葬儀を行います。

また、友人葬においては基本的には香典を渡す必要はありません。これは創価学会では形式的な香典を否定しているからです。とはいえ、場合によっては受け取ることもありますので、遺族の考えに沿った対応を心がけましょう。

まとめ

この記事では創価学会の葬儀について、友人葬とはどういうものなのかについて解説しました。

創価学会の友人葬は遺族や友人知人のみで執り行うため、喪主や友人・知人の方々が適切な段取りを把握し、進める必要があります。ですが、普段葬儀に携わっていない方々がスムーズに進行を進めたり、式場を確保したりすることは非常に難しいと思われます。

花水木では創価学会の友人葬についてもご相談いただけます。ぜひご利用ください。

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