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親の供養を聞けないまま、その日を迎えないために|家族葬の花水木

家族葬の花水木 葬儀屋の(副)社長ブログ

親の供養を聞けないまま、その日を迎えないために

2026年07月16日

皆さんは、ご両親がどのような葬儀を望み、亡くなった後はどのように供養してほしいと考えているか、聞いたことがあるでしょうか。

家族葬がよいのか。誰に知らせてほしいのか。お墓に入りたいのか、納骨堂や永代供養を希望するのか。それとも散骨など、別の方法を考えているのか。

聞いておいた方がよいと分かっていても、親が元気なうちに死後の話を切り出すのは難しいものです。

けれど私は、供養について親子で話すことは、死を急がせる話ではなく、その人の人生と希望を大切にするための話だと思っています。

親の供養について家族で話す大切さを伝える梶﨑駿副社長と花水木ちゃん

親の供養について話せている家庭は、なぜ少ないのか

2026年7月7日に公表された、株式会社NEXER Groupと遺骨供養ウーナによる全国の男女500人を対象とした供養方法に関する調査では、自分の供養方法を意識し始めるのにふさわしい年齢として、「60代」と答えた人が32.0%で最も多くなりました。

一方で、親世代の供養方法について「ぜひ聞いておきたいし、すでに話し合っている」と答えた人は14.6%でした。「聞いておくべきだとは思うが、なかなか言い出しにくい」と答えた人は28.0%です。

これは、終活や供養に関心がないという話ではありません。

気にはなっている。しかし、どのように切り出せばよいのか分からない。そこに、多くの家庭が抱えている本当の難しさがあるのだと思います。

供養の選択肢には、従来のお墓だけでなく、納骨堂、永代供養、樹木葬、海洋散骨などがあります。選択肢が増えたからこそ、本人の希望を確認しないまま家族だけで決めることは、以前より難しくなっています。供養方法の一例として、海洋散骨ウーナ海洋散骨に関する比較情報も公開されています。

「何でも好きにして」は、残された家族を迷わせる

親御さんに葬儀や供養の希望を聞くと、「自分が死んだ後のことだから、何でも好きにしてくれたらいい」と言われることがあります。

家族へ負担をかけたくないという、親心なのだと思います。

しかし、いざその日を迎えたご家族は、本当に迷います。

家族だけで送ってよかったのか。親しかった人へ知らせなくてよかったのか。お墓へ納めるのか。今あるお墓を誰が守るのか。費用はどこまでかけてよいのか。

葬儀はやり直しがききません。供養も、一度決めれば簡単には元へ戻せないことがあります。

だから、「何でもいい」ではなく、最低限の希望だけでも言葉にしておくことが、残される家族への思いやりになります。

親子で何を話しておけばよいのか

最初からすべてを決める必要はありません。まずは、次の項目を家族で確認するだけでも十分です。

  • 葬儀は家族中心で行いたいか、友人や近所の方にも知らせたいか
  • 宗教者や菩提寺との付き合いがあるか
  • お墓、納骨堂、永代供養、散骨などに希望があるか
  • 現在のお墓を今後誰が守るのか
  • 法要をどの程度行いたいか
  • 写真、連絡先、保険、会員登録などの情報をどこに保管しているか
  • 家族にしてほしくないことがあるか

大切なのは、一度の家族会議ですべての答えを出すことではありません。

「今の時点では、どう思っている?」と尋ねるだけでよいのです。考えが変われば、また話し直せばいい。元気なうちだからこそ、重くなりすぎずに話せます。

供養の話を自然に切り出すにはどうすればよいのか

いきなり「亡くなった後はどうしてほしい」と聞けば、親御さんも身構えるかもしれません。

例えば、お盆やお墓参りの後に、「これからお墓をどうしていくのがいいと思う?」と聞く。知人の葬儀の話をきっかけに、「自分たちの場合はどうしたい?」と話す。終活や供養の記事を一緒に見ながら、「こういう方法もあるみたい」と話題にする。

葬儀、納骨、お墓、法要について書かれたチェックシートを使い、親用と子ども用にそれぞれ記入して見比べる方法もあります。

30分だけ時間を決めて話せば、家族全員の負担も大きくなりません。

親に答えを迫るのではなく、親の考えを知ろうとすること。それが、最初の一歩です。

葬儀社へ相談するのは、亡くなってからでなくてよい

供養について家族だけで話そうとしても、どのような選択肢があり、それぞれ何が違うのか分からないことがあります。

そのようなときは、葬儀社へ事前相談をしても構いません。葬儀の形式や費用だけでなく、葬儀後の納骨、法要、お墓のことまで整理すれば、家族で話すべき内容が見えてきます。

花水木では、決まった答えを押しつけるのではなく、ご本人とご家族が何を大切にしたいのかを一緒に整理することを大切にしています。

葬儀社の仕事は、亡くなった後に儀式を進めることだけではありません。家族が迷う前に、必要な情報を伝え、話し合うきっかけをつくることも私たちの役目です。

よくあるご質問

Q. 親が供養の話を嫌がる場合はどうすればよいですか

A. 無理に答えを求める必要はありません。「自分たちが迷わないために、希望だけ知っておきたい」と目的を伝え、一つの項目から少しずつ聞いてみてください。

Q. 供養方法は一度決めたら変えられませんか

A. 元気なうちの希望は、状況や考え方に応じて見直して構いません。定期的に家族で話し、最新の希望を共有しておくことが大切です。

Q. 葬儀と納骨を一緒に相談できますか

A. 相談できます。葬儀だけでなく、菩提寺との関係、納骨先、お墓、永代供養、法要などを含めて整理すると、家族が判断しやすくなります。


親子で供養について話すことは、簡単ではありません。けれど、話せないままその日を迎えれば、残された家族は悲しみの中で大きな判断を重ねることになります。

まずは30分だけでも構いません。何を決めればよいか分からないときは、花水木へご相談ください。ご家族で話すべきことから、一緒に整理します。

本人の希望を知り、家族が納得して見送れるようにする。そのための会話を、特別なものではなく、どの家庭でも自然にできるものにしていきたい。

私はこれからも、葬儀が始まる前の迷いにも、葬儀が終わった後の供養にも、正面から向き合っていきます。

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