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火葬とは?流れやマナーについて解説 徳島県編 | の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

火葬とは?流れやマナーについて解説 徳島県編

2023年02月11日

出棺後、日本ではほとんどのご遺体が火葬されます。では、その都度どのような手続き・手順が必要となってくるのでしょうか?
今回は火葬の流れや、手続き、マナーについて解説していきたいと思います。

火葬とは?

「火葬」とは「土葬」「水葬」などと同じく、その土地ごとの習俗に基づいた葬法の一つで、「ご遺体を燃やし灰にする葬法」ということです。
令和の現代日本ではほとんどのご遺体が火葬されます。

火葬の歴史

先述の通り、現代日本においては火葬がほとんどですが、以前はご遺体をそのまま埋葬する「土葬」が主流でした。その様子は、日本昔話などの挿絵で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
では、いつごろから火葬が主流となったのでしょうか。
日本で火葬が一般的になったのは明治時代以降と言われています。それ以前にも火葬が執り行われることはありましたが、貴族や公家などの身分の高い人々が中心であったようです。土葬が主流であった一般庶民に火葬が広まったきっかけは、明治時代に発令された「伝染病予防法」によるものでした。これにより都市部での土葬が禁止され、火葬を主流とする文化へと変わっていったのです。さらにこの変化を後押ししたのが「土葬用墓地の不足」が挙げられるでしょう。これは、現在でも土葬が主流である海外諸国においては深刻な問題となっています。

火葬の流れ

「葬儀告別式終了後に火葬場へ行き火葬をする」という流れはほとんどの方がご存知かと思います。ですが、火葬場に到着した後の流れはご存知でしょうか?
① 葬儀告別式終了後、出棺し火葬場へ
② 火葬場職員へ火葬許可書を提出
③ 僧侶・住職による読経・焼香
④ 収骨

以上がおおまかな流れとなります。特に重要となってくるのは②火葬許可書の提出です。
火葬許可書については次の項でもう少し詳しくご説明しますが、喪主ないし親族の誰が管理しているのか、葬儀社が預かっているのか。火葬代金の支払いはいつなのか等きちんと確認しておくことが大切です。
徳島県においては、火葬当日まで葬儀社が預かっている場合と、ご遺族で管理していただく場合と両方ありますので葬儀社に確認してください。火葬料金に関しても当日その場でのお支払い、前日までのお支払いと様々ありますので注意が必要です。

火葬場に到着後、よくあるご質問が「火葬にかかる時間の目安」です。徳島県内の火葬場では1時間から1時間半が目安となっています。ですが、利用する火葬場の設備・ご遺体の体格などの関係で大幅に変わってくる場合もあります。1時間以内で終了することもあれば、2時間を超えることもあります。葬儀社のスタッフや火葬場の職員からの返答は、あくまでも目安と捉えた方が良いでしょう。

火葬に関するマナーや注意点

次に、火葬に関するマナーや注意点です。

火葬場へ向かう前の挨拶

火葬場へ向かう、ということは葬儀告別式を終え、出棺する。ということです。
葬儀に参列してくださった方々へ向けて喪主より挨拶をします。内容としては遺族を代表し、また故人に成り代わってお礼をし、今後も残された遺族を温かく見守ってほしいといったお願いを述べると良いでしょう。

火葬場での服装

多くの場合、出棺後そのまま火葬場へ向かうことになりますので、服装も葬儀で着用していた服装のままとなります。喪服、あるいはそれに準ずるものですね。
とはいえ、「火葬場ではこういった服装をしてください」という明確な決まりがあるわけではありません。女性は特に、慣れない喪服で体調が悪くなった場合などは着替えるのも一つの手段です。ですが、他家の方も多く出入りする場でありますので服装には気を遣われた方が良いでしょう。

火葬許可書がないと火葬はできない

「火葬許可書」とはご遺体を火葬する許可を公的に証明する書類です。故人の死後、病院や施設などから発行される「死亡診断書(死亡届)」を市役所に提出することで発行されます。
先述した通り「火葬する許可を得ていることを証明する書類」ですので、火葬場へ提出しなければ火葬することができません。ですので、責任をもって管理する人を決めておきましょう。
なお、火葬許可書は火葬後、火葬を実施したことを示す判を押された状態で返却されます。これが「埋葬許可書」となります。墓地への埋葬や納骨を行う際に必要となる書類ですので、こちらも無くさないように保管しましょう。

火葬できるのは死後24時間経ってから

喪主や親族が県外在住であり時間の都合が難しい。など事情はそれぞれにあるでしょうが、亡くなったその日に火葬をすることはできません。
これは「埋葬又は火葬は、他の法令に別段の定があるものを除く外、死亡又は死産後24時間を経過した後でなければ、行ってはならない」と法律で定められているからです。この法律が制定された昭和23年当時は「蘇生の可能性」があった時代です。現在の医療技術ではまずありえないことではありますが、当時の法律のまま現代に至っています。

火葬中の外出について

火葬中、遺族は用意された控室で待機します。通夜からの緊張が途切れる貴重な時間ですので、ゆっくりと気持ちを落ち着けて思い出話などしていただきたいところです。しかし、この時間を利用して、少し家の片づけをしたい等外出したいという方もいらっしゃいます。結論から申し上げますと、外出は可能です。ですが、【火葬の流れ】の中にあるように、火葬時間というのは大幅にずれる可能性があります。思っていたより早く収骨となってしまい、他の遺族親族を心配させてしまった。などということは避けたいですね。なんらかの理由で外出する際には、葬儀社のスタッフに必ず申し出てください。
また、地域によっては火葬中の待機時間を利用して精進落としをすることもあるようです。精進落としの席ではお料理やお酒が振舞われますが、飲みすぎたりしないよう、節度やマナーを守りましょう。

火葬にかかる費用の目安

火葬にかかる費用は一律ではない、ということはご存知でしょうか?徳島県を例としてご紹介します。
徳島市にあります【徳島市立葬祭場】、13歳以上の火葬料金は徳島市民であれば15,000円、徳島市民以外の住民であれば80,000円となります。
阿南市にあります【阿南市葬祭場】、こちらも同じく13歳以上の阿南市民は、15,000円、阿南市民以外は80,000円ですが、阿南市と協定を結んでいる一部地域の住民は40,000円と違いがあります。
「火葬料金(お住いの市)」で検索すると一覧表が出てきますので、一度目を通しておくのも良いかもしれません。

まとめ

火葬は現代日本の葬儀においては、ほぼ避けて通れないものとなっています。また、2022年現在では新型コロナウイルスの影響で最後の対面が叶わない火葬場も多いようですが、通常であれば故人の顔を見ることができる最後の機会でもあります。
一つでも不安事・心配事を無くし、悔いのないお別れができるように準備をしておきたいものです。

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