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香典返しのことじゃないの?!会葬御礼ってなに?? | の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

香典返しのことじゃないの?!会葬御礼ってなに??

2024年11月28日

通夜や葬儀に参列すると主に受付などで品物を渡されます。これが「会葬返礼品」や「粗供養品」と呼ばれるものです。喪主が参列への感謝を込めて贈られるお礼ですので、参列者は気兼ねなく受け取りましょう。

受け取る側としてはそれで良いのですが、逆の立場に立った時どうでしょうか?喪主や遺族の立場になった際にどのようなものを準備すればいいか悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は会葬礼状・返礼品について解説していきます。

「会葬御礼」の意味

「会葬御礼」とは読んで字のごとく「葬儀に会葬(参列)いただいたことへの御礼」です。
通夜や葬儀などに来ていただいた方に感謝の気持ちを込めて渡すものです。

この時に用意する品物を「返礼品」、また西日本では「粗供養品」ともいいます。そして、その品物につける御礼文が「会葬礼状」です。本来「会葬礼状」は葬儀後に改めて参列者に送るものでしたが、近年では返礼品と共に当日渡すことが一般的になってきました。「返礼品」に「会葬礼状」を合わせたものが「会葬御礼」です。後述いたしますが、これはいわゆる「香典返し」とは異なるものです。香典の有無に関わらず、あくまでも「参列いただいたことへの御礼」として渡します。

「会葬御礼」と「香典返し」は違う

「会葬御礼」と「香典返し」を混同している方も多いですが、先述の通り、これらは全く違うものです。その違いを簡単に説明します。

会葬御礼

通夜や葬儀に参列していただいた方に感謝の気持ちを込めて渡すものですので、香典のあるなし関係なく参列者全員に用意します。金額の相場としては500円~1,000円ぐらいの品物を渡すのが一般的です。

また会葬御礼には、宗派によってお清めの塩が入った小袋をつける慣例があります。これは、会葬者が式場や火葬場から自宅へ帰る際、玄関先で自身に振りかけるものです。塩を振りかけることにはいろいろな意味がありますが、「死への不浄感」を払う所作と云われています。

ただし、浄土真宗など一部宗旨宗派ではこの慣例を行いませんので、自身の宗旨宗派を把握しておくことが大切です。

香典返し

通夜や葬儀の参列の際に香典を包んでくれた方に後日渡すお返しです。関西方面では「満中陰志」とも言います。一般的には四十九日の法要後の納骨報告のお礼も兼ねて返すのが一般的です。香川県・徳島県でもそうですが、多くは香典の半額程度の品物を送ります。最近では金額に合わせた「選べるカタログギフト」を送る方が増えてきています。

香典返しについてはこちらをご覧ください

返礼品とはどのようなもの?

会葬礼状や返礼品は、ほとんどの場合は葬儀社で手配してくれます。どちらか、あるいは両方がプランに含まれている場合があるので、プラン選びの一つの基準にもなります

また、近年ではクオカードや図書カードなど持ち帰る時にかさばらないものを利用するケースも増えてきました。

さて、種類は多種多様ではありますが、何でも良いというわけでもありません。一般的に魚や肉などの生臭ものと呼ばれるもの、お酒などの嗜好品、お祝い事を連想させるかつお節や昆布なども避けましょう。

会葬礼状には何を書くべき?

会葬礼状を作成する場合、多くの葬儀社ではテンプレートを使用して作成しています。喪主様や御遺族様で自作する方もいらっしゃいますが、何を書けばいいか分からず悩む方も多いので、少しでも負担を減らすためにも葬儀社に作成を依頼しましょう。

ですがもし、自作したいとお考えの場合、何を書けば良いでしょうか。書き方や文面に関しては特別な決まりはありませんが、内容や構成には一般的な定型がありますので参考にしていただければと思います。葬儀社が使用しているテンプレートも多くはこの定型に沿って作成されています。

記載内容は次のことを入れるようにしましょう。

◎喪主から見た故人の続柄(父・母など)
◎故人の名前
◎生前お世話になったことへのお礼の言葉
◎葬儀での不行き届きのお詫び
◎葬儀の日付
◎喪主の住所
◎喪主の名前・親族一同

更に加えたいオリジナル要素があれば葬儀社に相談しましょう。

返礼品の金額の目安

返礼品の金額はどれぐらいが目安なのか悩む方も多いでしょう。返礼品は参列の御礼ですから、高価なものは逆に参列者への負担になりかねません。地域差はありますが、相場はおおよそ500円~1,000円前後のものです。高くても1,500円程度のものにしましょう。

ですが、規模の大きい葬儀では2,000円~3,000円以上の品物をお渡しすることもありますので、葬儀の規模や参列者の数、故人や喪主との関係性などとバランスを考えて用意したいですね。

まとめ

会葬返礼品は参列者全員に渡すものです。何を渡したらいいのか、金額も品物によって違ってくるので事前に確認しておきましょう。品物にこだわりがある場合はギフトショップに行ってみるのもいいでしょう。しかし、その場合は品物を持ち込んでいいのかを必ず葬儀社に確認しましょう。

会葬礼状も葬儀社に依頼をすれば作成してくれます。その際は誤字や脱字などの間違いがないか葬儀社や親族の人と確認しながら作成していきましょう。オリジナル要素を加えたい場合も葬儀社と相談しながらにしましょう。

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