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市民葬とは? 香川県編 | の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀前

市民葬とは? 香川県編

2024年10月28日

葬儀には「家族葬」「直葬」など、いろいろな形式があります。その中の1つ「市民葬」という葬儀形式を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
「市民葬」というと、何となく安く葬儀が出来るというイメージがあり、どのような葬儀形式なのか気になっている方が多いと思います。
今回は「市民葬」について、どのような葬儀内容になるのか、メリット、デメリットなど解説いたします。

市民葬とは?

市民葬とは、各市町村が住民向けの福祉サービスの一環として行っている葬儀プランです。各自治体と葬儀社が葬儀にかかる一部の項目について協定料金を定めており、葬儀の施工は自治体と提携している一般の葬儀社が行います。葬儀プランの内容は各自治体によって異なりますが、簡素ながら通常の葬儀と同じ流れ(ご逝去→搬送→安置→打合せ→納棺→通夜→葬儀→出棺)で葬儀を執り行えることが多いです。
しかし、市民葬のサービスは戦後、日本が貧しかった時代に東京都で始まった制度で、全ての自治体にあるわけではなく、全国的にみると導入していない市町村、また、現在では制度を廃止した市町村が多くあります。香川県では現在、坂出市と琴平町でのみ市民葬が行えます。

市民葬の条件

市民葬を利用する為には、下記の2つの条件の内、どちらかを満たしている必要があります。
①亡くなった方がその自治体に住所を登録している
②葬儀の喪主がその自治体に住所を登録している
しかし、条件を満たしていたとしても、前記した通り、全ての自治体に市民葬のサービスがあるわけではありません。市民葬を検討する場合は、心配な方本人か、喪主になる方の住所登録のある自治体に市民葬のサービスがあるか、またそのサービス内容について事前に調べておきましょう。また、市民葬は比較的低価格での葬儀が出来ますが、サービスを受ける上で、故人や喪主の所得の規制はありません。

市民葬にかかる費用

市民葬は、地元の一般の葬儀社が自治体との協定料金で施行します。少ない費用で簡素ながらも通常の流れで施行できることが多いですが、この際、葬儀を施行する葬儀社には自治体からの補助は一切出ません。市民葬を施行する葬儀社は、自社の利益を削って地域住民の為に協定料金での市民葬を提供しています。
したがって、市民葬のプラン内容は限定されたものになっており、プラン外の物については通常料金でのオプション扱いとなります。また、市民葬のプランも各自治体によって異なっており、いくつかのプランから選べる場合があります。
当社の会館がある坂出市の場合だと、A型(110,000円)とB型(55,000円)という2種類のプランがあり、A型は自宅で看取り、自宅で葬儀を行う事を前提としたプラン、B型は自宅で看取り、火葬のみを行う事を前提としたプランとなっております。
前記した通り、戦後の時代に出来たサービスの為、各プランについているものは最低限となっており、病院や施設など自宅以外でご逝去された場合は別途、搬送料金(当社料金22,000円~)が発生したり、故人様の状態保全のためのドライアイスの費用(当社料金11,000円~)が発生したりと追加のオプション費用が発生します。結果、市民葬の金額だけで実際に現代の葬儀内容に沿った葬儀を行うことは難しく、10万円前後のオプション料金が発生することが多くあります。しかし、10万円前後追加になったとしても、通常の葬儀の平均価格と比べると、かなり低価格で施行できます。

市民葬のメリット・デメリット

どのような葬儀形式にも、それぞれメリット、デメリットがあります。
ここでは、「市民葬」のメリット、デメリットについて解説いたします。

メリット

・自治会と提携している業者の為、信頼できる
「市民葬」を施行できる葬儀社は、自治会が要請する業者なので、優良で信頼できると考えられます。特に、地方の地元密着の葬儀社の場合、インターネットの口コミ等がほとんどなく、葬儀社を選ぶ際に比較し辛いケースがよくあります。「市民葬」以外の葬儀形式で行う際にも、安心して葬儀を挙げるために、どこの葬儀社を選ぶかの判断材料にすることも出来ます。
・低価格で葬儀が出来る
前記した通り、「市民葬」は、葬儀社が自治体との協定料金で施行する為、比較的に低価格で葬儀を行うことが出来ます。経済的な理由などで、「シンプルな内容でもとにかく葬儀は挙げてあげたい」や「故人の意向で質素な葬儀を行いたい」などの場合、葬儀社の会員や積み立てを行っていなくても、故人か喪主が自治体に住所を登録していれば市民葬のサービスを受けられ、低価格で葬儀を行うことが出来ます。

デメリット

・葬儀の内容が質素になる
低価格で葬儀が出来るのが市民葬のメリットですが、反対に、低価格な分、葬儀内容が質素になるというデメリットがあります。必要最低限の内容の為、使用する棺や仏具、設営が全体的に質素な内容になる傾向があります。
・追加費用がかかる可能性がある
前記した通り、市民葬は必要最低限の内容となっている為、搬送料金やドライアイス、会葬返礼品や礼状など、通常の葬儀では用意する事が多いものでも、プランに含まれていないものが沢山あります。こういった内容を追加する場合は、各葬儀社のオプション料金が別途必要になります。

まとめ

「市民葬」は各自治体によって、プラン内容や料金が異なります。利用を検討する場合は事前にしっかりと調べておきましょう。また、市民葬はシンプルな内容の為、現在のトレンドに沿った葬儀や、自分達らしい葬儀など希望する形の葬儀内容にしようとすると追加のオプション料金がどんどん増えます。結果、希望する葬儀内容によっては、各葬儀社が独自で作っている葬儀プランで行った方が費用を抑えられるケースもあります。
時間に余裕がある場合は、葬儀社に希望する葬儀内容を伝え、市民葬で行う場合と葬儀社独自のプランで行う場合の見積を出してもらうと比較しやすいでしょう。また、費用を抑えた葬儀をしたい場合は、「市民葬」以外にも、各葬儀社独自の「直葬プラン」や「一日葬プラン」なども検討してみても良いでしょう。例えば、家族葬の花水木では、直葬プランの場合66,000円~承っており、直葬タイプの市民葬プランより低価格で施行することが可能です。葬儀費用や、納得のいく内容の葬儀ができるかどうかは、どの葬儀社に依頼するのかが重要です。時間に余裕のあるうちに事前相談などを行い、比較検討するようにしましょう。

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