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形見分けはどのようにするの?時期やマナーについて解説 | の葬儀・家族葬なら家族葬の花水木

葬儀後

形見分けはどのようにするの?時期やマナーについて解説

2021年11月11日

「形見分け」という言葉を聞いたことがある方は多いとは思います。しかし、「形見分け」を行う時期や方法、マナーについては分からない方が多いのではないでしょうか。今回は「形見分け」について、行う時期や方法、注意点等を家族葬の花水木が解説いたします。

 

形見分けとは?どんな由来があるの?

「形見分け」とは、遺品整理をした後に、故人の愛用していたアクセサリー、小物、家具、着物等の品物を親戚や親しかった友人などに分けることにより、故人の思い出を共有し供養しようという気持ちで行われるものです。昔は、人が肌にまとっていたものには魂が宿るという思想があり、主に着物や衣服を形見分けしていた為、地方によっては、「袖分け」や「裾分け」など呼ばれることもある日本独自の習慣です。

形見分けはいつするの?

忌の間は仏教・神道ともに、故人の為に祈りを捧げ慎ましく過ごすのが良いとされていますので、「形見分け」を始めるのは忌明けの法要が終わってからが一般的です。各宗教の忌明けの法要は下記の通りです。
仏教:四十九日法要
神道:五十日祭
キリスト教:1ヵ月命日の追悼ミサ(一般的にキリスト教には忌や形見分けという考えはありません)
「形見分け」を行う」方法には、遺族が贈るものをしっかりと考えて選んだり、希望する方に好きなものを選んでもらう方法があり、家族や親戚、親しかった友人を家に招いたり、形見を先方に持参する必要があります。「形見分け」は遺産相続とは異なり、必ず行う義務や期限はありませんので、忌明けすぐに急いで行う必要はありません。また、近年では、家族、親戚、友人などたくさんの人が同時に集まるのが難しい等の理由から忌明けを待たず、葬儀後すぐに「形見分け」を行うこともあります。

品物ごとの形見分けの方法

形見は高価なものを避ければ何でも構いません。受け取る方の気持ちに寄り添って選ぶことが大切です。ここでは「形見分け」で贈る代表的な品物について紹介いたします。
●衣類・鞄
きちんとクリーニングしてから贈るのが礼儀です。着物の場合は、数珠入れやバッグなどにリメイクして贈ることも近年では多くなっています。鞄の場合は、持ち手などが破損している場合もあるので、可能であれば修理してから贈ります。
●時計や文具類
形見の中では、どなたでも使いやすく人気があります。機械式の時計や万年筆などはメンテナンスが必要な場合があるので注意が必要です。
●家具
大きいものが多く、置き場所が必要です。贈る前に先方に贈っても大丈夫か確認することが大切です。
●宝石や貴金属、アクセサリーなどの小物
先方の好みや、故人とのサイズの違いもありますのでリメイクして贈ることも考えましょう。また、故人が普段から身に着けていたネクタイや、ベルト、眼鏡などの小物は日ごろの使用頻度が高い為、汚れていることも多く、きちんとお手入れしてから贈りましょう。
●書籍やコレクション
故人の愛読書やコレクションも故人を偲ぶには良い品物です。同じ分野が趣味の友人などに贈ると喜ばれます。しかし、好みもあり、要不要が分かれますので、先方に確認してから贈りましょう。贈る相手がいない場合は、研究機関や団体への寄贈も考えてみましょう。
●写真やビデオ
故人の思い出が詰まっていますので、関係の深い方に持って欲しいでしょう。しかし、写真などは思い出を鮮明に蘇らせますので、断られた場合は無理にお渡ししないようにしましょう。

また、形見をお渡しする際は、箱に入れたり、包装したりして渡すのはマナー違反です。仏教なら「遺品」、神道なら「偲ぶ草」などの表書きをし、半紙などに簡単に包んでお渡ししましょう。基本的には手渡しが良いですが、先方の了承を得られれば郵送でも大丈夫です。

受け取るときのマナー

ご遺族から「形見分け」の申し出をいただいた場合は、何か特別な理由がない限り受けるのがマナーです。受け取った形見を第三者に譲ったり、現金化や処分するのは避けましょう。どうしても受け取れない場合は丁重にお断りしましょう。また、形見分けとして受け取った品が高価なものであっても、お返しは必要ありません。遺品を大切にして故人を偲ぶことが供養になり、最大のお礼となります。また、形見を受け取った後になって、どうしても処分しなくてはならなく場合もあるかと思います。その場合はお寺や神社などで「お焚き上げ」をお願いしましょう。

形見分けをする際に気をつけるポイント

形見分けは、遺品を贈り、大切にしていただくことで故人を偲び、供養する大切な風習であう。しかし、形見分けがトラブルに発展することもあり、行う際にはいくつかの注意点があります。
ここでは、形見分けをする際に気を付けるポイントについて解説いたします。
●目上の人には贈らない
本来、形見分けは「親から子」「上司から部下」「兄・姉から弟・妹」など「目上から目下」のもに対して行います。近年、こうした風習は廃れてきてはいますが、気にされる方もいらっしゃいますので配慮が必要です。どうしても故人の遺志などで目上の方に形見を贈りたい場合は、「ご無礼とは存じますが」など、お詫びをしたうえで贈りましょう。
●遺産分割は済ませておき、価値の有無を確認、課税対象に気を付ける
形見分けは遺産の分割が終わり、価値が残ったものがない状態で行います。
形見分けの品市場価値があると認められれば、相続税と贈与税で課税されます。
相続人ではなくても1年間で合計110万円以上の品を形見等として受け取った場合は贈与税が課せられますので気を付けましょう。
また、故人に負の遺産などがあった場合、遺産放棄したい方もいると思います。このような場合、形見を受け取ると遺産に手を付けたことになり、遺産放棄が出来なくなる可能性がありますので、形見分けには係わらないようにしましょう。
●故人の遺志と、受け取る側の意思を尊重する
遺言書やエンディングノートなどで、故人が形見分けについて指定している場合は、故人の遺志を尊重しましょう。しかし、故人が形見分けを希望していても、受け取る方が拒否した場合は、無理強いはいけません。先方にお伺いし、良い反応が見られなかった場合は、すぐに引き下がるようにしましょう。
●生前に品物の整理をし、遺言で残しておくことも
生前に口約束だけで形見分けの遺言を残していた場合、言った言わないのトラブルが発生する場合があります。生前に形見分けの指定をしたい場合は、法的な効力はありませんが遺族に意思を残せますので遺言書に記すか、生前に相手に贈るようにしましょう。生前に贈る際には前記の通り贈与税に気を付けましょう。

形見分けと遺品整理の違い

「遺品整理」と「形見分け」の違いとは何でしょうか。
まず、「形見」も「遺品」も故人が持っていた物のことを言います。「遺品」とは故人が所有していた物、使っていた物全ての総称であり、中でも、特に故人が愛用していた物や、大切にしていた物、また、それを見ると故人のことを思い出すようなもののことを「形見」と言います。
「遺品整理」は、故人の所有していた全てのもの(「遺品」)を処分するものと、残すもの、金銭価値や市場価値があり相続するものに分けて整理や処分、売却などを行うことを言います。その後、残した品物の内、前記した「形見」になるものを親族や、親しい友人などに贈ることを「形見分け」といいます。よって「遺品整理」をするまえに「形見分け」を行ってしまうと、後に「形見」に価値がある事などが分かった際に、相続トラブル等に発展することがありますので気を付けましょう。

「遺品整理」の方法についてはこちらのコラムをご覧ください遺品整理とは?

まとめ

「形見分け」は故人の愛用していたものを通して、故人のことを思い出し供養するという、日本独自の習慣です。「形見分け」をすることにより、大切な人の死を受け入れることにも繋がります。しかし、「形見分け」はトラブルになることもあり、贈る側も贈られる側も神経を使うことになるので、形見分けを行わない人もいます。「形見分け」は故人を供養する方法の一つと考え、遺族や贈られる方の負担にならないよう行いましょう。

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