昨今、終活の一環でエンディングノートを書く人が増えてきていますが、皆様はエンディングノートの正しい書き方はご存知でしょうか?
例えば「何を書いたらいいか分からない」、「書いた方が良いことがあれば知りたい」など気になる点が様々あると思います。
そこで今回は、家族が喜ぶ終活のエンディングノートの書き方を具体的に解説していきます。
終活でよく耳にするエンディングノートって何?
終活でよく耳にするエンディングノートとは、一体なんなのでしょうか?
エンディングノートは、残された家族に対し自分の意向を伝えることが目的の備忘録という意味で使われます。
自分の財産に対しての考えや終末医療に対しての考え方を記録することが多いのも特徴の1つです。
また、遺言書ではないので特に法的なルールはなく、エンディングノートを作成するときの法的なルールもありません。
ここからは、さらに細かく解説していきます。
書き方にルールはない
冒頭でお伝えした通りエンディングノートは、書き方にルールはありませんので内容については自由に書いていただいて構いません。
エンディングノートはすべての項目を埋める必要はなく、
完璧に仕上げようとすると手が止まってしまいますので、気軽な気持ちで書けるところから埋めていきましょう。
エンディングノートには自分の情報を記録し、大切な人に伝える役割があり、ます。
主に次の5つのことを書きます。
・プロフィール
・自分史
・重要な情報(資産、介護、相続、お葬式のことなど)
・家族へのメッセージ
・その他(ご家族・友人について、伝えたいこと)
などを記載しましょう。
日記のようにPC,スマホに写真を添付しながら書いたりすることも可能です。
次の見出しでいくつか例を紹介していきます。
終活のエンディングノートの記載内容例
エンディングノートの意図は家族に自分の思いを伝えることです。
家族にとっては、自分が亡くなった後、思いを残しているものがあると助かります。
前述にもあった通りルールはありませんので、内容の例を参考に書いてみてください。
始めは自分自身のこと(これまで歩んできた人生)について綴り、
子どもの頃の思い出やご両親・パートナーのことを書いてみると良いでしょう。
何でも良いので好きなこと、楽しいことを書き出してみましょう。
自分の情報を書いておく
自分の成年月日や住所、血液型などをまとめておきましょう。
思い出の場所や好きな食べ物、有名人なども併せて書いておくと誰が書いたものかすぐにわかるだけでなく新しい自分の発見につながることもあります。
また、「貯金」「不動産」「株」「保険」「web関連のID/パスワード」などは、分かるように書いておくことは必要ですが、すぐに見られては困る情報やデリケートな内容は、綴じこむようにしましょう。
個人情報についても記載を
エンディングノートには自分の事や、資産・財産などを明記します。
今はスマートフォンやパソコンなどのデジタル用品も増えたため、アクセスするためのIDやパスワードも書く必要があるでしょう。
そういった大切な個人情報を、終活ノートは多く含んでおり自分がその状態になるまで、他人に見られないように保管場所を気を付ける必要があります。
他にも、クレジットカード、通帳、印鑑などの貴重品の場所も記載しておくと良いでしょう。
ペットについて
ペットを家族の一員として大切に育てている方も少なくありません。
そのため、自分が世話をできなくなった場合のこともしっかりと考えておく必要があります。
例えば現状の制度ではペットに遺産を相続させることはできませんが、財産の相続の条件としてペットのお世話をお願いするなどの方法を取る方法もあります。
自分に変わって大切にお世話をしてもらうためには、あらかじめ依頼をしておき、合意を図っておくことが必要です。
また、ペットの名前、年齢、種類、かかりつけの獣医情報や普段の食べ物について記載しておくと、家族が困りません。
自身の医療・介護について
重篤な状態になったり、認知症などで判断能力が低下した場合のために自身の医療・介護について記載しておきましょう。
認知症などで判断能力が低下したり、意識不明・重篤な状態になったりした場合のために、アレルギーや常用している薬などについても書き残しておくと良いでしょう。
延命治療については、希望するかを記載し、口から栄養が取れなくなった場合にはどうしてほしいかなどの意向も書いておくと良いでしょう。
自身の葬儀・納骨
葬儀で喪主を任せたい人、葬儀の規模や費用について書いておきましょう。
また、遺影に使う写真やお棺に納めるものについても希望があれば書いておきましょう。
お墓を持っている場合は、霊園の住所も書いておくといいいでしょう。
葬儀一つをとっても、どの葬儀社にお願いするか、どのお寺にするか、壮大な葬式にするか、家族葬にするかなど、様座な選択肢があります。
また、自分好みのお墓を購入する人もいます。
葬儀やお墓はデリケートな問題であるため、本人の希望が明確になっていれば遺族も困らないでしょう。
相続財産に関して
相続財産については、貯金や不動産、証券などの財産を整理しておきましょう。
加入している生命保険の受取人や借金などのマイナス財産などもあれば、トラブルを避けるため記入しておきましょう。
遺言書について
エンディングノートは法的拘束力がある文書ではありません。
そのため、相続などについてここで遺言を残すことはできませんので、
遺言を残したい場合は、エンディングノートとは別に遺言書を作成しておきましょう。
そして、エンディングノートには遺言書を作成している旨を記しておいてください。
その際は、遺言書のある場所も書いておきましょう。
親族や友人の連絡先を記載しておく
親族や友人の連絡先を記載しておきましょう。
葬儀に読んでほしい人やお世話になった人なども記載しておくと、ご家族も助かります。
また、自身の死後は家族に連絡をお願いする旨も書いておきましょう。
家族へのメッセージ
普段は恥ずかしくて言えない感謝の気持ちや思いなどをメッセージとして残しておきましょう。
また、写真や思い出に関連する資料なども一緒にしておくと良いでしょう。
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まとめ
最後にまとめさせて頂きますが、エンディングノートは自分の死後、家族に意向を伝えるために用意するものです。
個人情報が記載されているため保管場所は家族だけに伝えておきましょう。
自身が亡くなってしまうと感謝の気持ちも伝える手段がなくなってしまうので、エンディングノートの記載は義務ではないが日ごろの思いを残す手段ですので、できるだけ記載しておきましょう。
今までの思い出を振り返りながら用意してみてはいかがでしょうか?