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お役立ち葬儀コラム

散骨とは?散骨方法や費用、注意点について解説

2021年8月3日 散骨

近年、遺骨の埋葬方法はお墓への納骨や永代供養、樹木葬など多様化しています。その中で、お墓などに納骨をせず、散骨を希望する人が増えています。しかし、実施率は低く、まだまだ散骨方法や注意点は知られていません。ここでは散骨方法、準備、費用、注意点について解説していきます。

散骨とは?

散骨とは遺骨を粉状(粉骨)にして海や山などに撒くことです。現在でもお墓に埋葬することが一般的ですが、お墓を建てるためには高額な費用がかかることや、継承者がいない問題、故人の遺志など、様々な理由から、納骨ではなく散骨を希望するご家族も増えています。言葉の通り、自然に還ることが可能な散骨ですが、散骨について法整備がされていないので、どこでも散骨していいというわけではありません。観光地や海水浴場、漁場など、公共の場所や、私有地での散骨がトラブルに発展する場合もありますので、各自治体の散骨についての条例などを確認して散骨を行いましょう。

散骨の許可は必要?散骨の法的問題

現在、散骨について法整備がされていないので、違法でも合法でもありません。法務省が「葬送を目的として、相当の節度を持って散骨するのであれば、遺棄罪にはならない」としているため、ルールを守って行うのであれば問題ありません。しかし、きちんと遺骨を粉骨していないと、遺棄罪として罪に問われる可能性があるので細心の注意が必要です。私有地であっても近隣住民とのトラブルになる場合もあります。そのため、自治体によって条例で散骨についてのルールが決められていることや、散骨自体が禁止されている場合もあります。

また、散骨という言葉が有名になったとはいえ、まだまだ抵抗がある人も少なくありません。散骨を希望する場合は家族や親族とよく相談したうえで決めましょう。

散骨をする場所はどこがあるの?それぞれの場所での注意点

山や陸地で散骨を行う場合・注意点

山での散骨は樹木葬のように地中に埋葬するのではなく、山中に粉骨した遺骨を撒きます。地中に遺骨を埋めたり、埋葬した場所がわかるようにすることは禁止されているので注意が必要です。山や陸地で散骨を行う場合、その土地の所有者を調べましょう。国有地、都道府県所有地、私有地などがあり、それぞれの許可が無いと散骨ができません。川などの水源地や生態系に影響を与えるような場所、建物など施設周辺は避けた方が良いでしょう。また自宅や自身の私有地に撒く場合も近隣住民の理解が必要です。後々の近隣住民との付き合いにも影響が出てきますので慎重に準備するようにしましょう。

海で散骨を行う場合・注意点

海での散骨はチャーター船などで沖に行き、そこから粉骨した遺骨を撒きます。

観光地や海水浴場、漁港、漁場など多くの人が訪れ利用する場所では、宗教的感情や衛生観念からも抵抗がある人が多いので、沖まで出る必要があります。沖に出たとしてもその近辺で養殖などが行われている可能性があるので、しっかりと確認する必要があります。

また散骨の際、花を投げ入れることもありますが、環境保全のため、ビニールや輪ゴムは外して茎を切り、花だけを少量投げ入れるようにしましょう。

その他の場所→宇宙葬・バルーン葬

他にも、故人の遺骨を専用のカプセルに入れ、ロケットで打ち上げる宇宙葬、バルーンに粉骨した遺骨を入れて上空へ飛ばし、高度40~50キロの成層圏に達するとバルーンが破裂し散骨されるバルーン葬など、時代の移り変わりとともにさまざまな形の散骨が増えてきています。

散骨にかかる費用

遺骨を2mm以下のパウダーにする場合は専門家に依頼する必要があります。骨壺のサイズによって異なりますが1~2万円程度が一般的です。

散骨にかかる費用は散骨方法により変動します。主な散骨方法は、遺骨を預けて業者が代行で散骨を行うもの、他のご家族と共に合同で行うもの、チャーター船を借りてひと家族のみで行うものがあります。また、住職に同行してもらう場合は別途お布施も必要になります。

散骨の流れ

1.まずは相談をしてどのような散骨にするかプランを決めます。遺骨の証明書である埋葬許可書や申込者の身分証明書などの必要書類を確認し準備します。すでにお墓に埋葬されている場合は改葬許可書が必要になるので、墓地の管理者に埋蔵証明書を発行してもらい、それを自治体に提出し、改葬許可書を発行してもらいます。

2.散骨のため、遺骨を粉骨にします。遺骨の受け渡しは、業者に受け取りに来てもらう方法と郵送があります。

3.散骨をご自身で行う場合は、当日喪服は着ないようにしましょう。喪服を着て山や海に行くと、いかにも今から散骨をしますというようで、周囲の人はいい気分はしません。海洋散骨の場合は沖へ出るための船に乗り出航します。散骨場所に着いたら、散骨とともに散骨式として献花や黙祷などを行います。帰港後、散骨証明書を受け取り終了となります。

※業者に依頼する場合は、散骨当日は特にすることはありません。

まとめ

散骨のメリットとして「お墓を建てるより費用が抑えられる」「自然に還ることができる」「継承者を気にしなくてよい」などがあげられます。デメリットとしては「家族や親族でよく相談して同意を得られていないと、後々トラブルになる恐れがある」「散骨後に納骨できない」「許可された場所でしかできない」などがあります。

また、個人で散骨をすることも可能ではありますが、粉骨、手続き、条例など確認、散骨場所の確認と手配などを一人で行うのは大変です。事前に葬儀社などに相談をして不安や後悔の無きよう準備を進めていくのがよいでしょう。

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