2020年12月27日 参列者のマナー
お悔やみの言葉とは、故人に対して悼みや悲しみの気持ちをこめてつたえる言葉を指します。
お葬式などに参列することは頻繁にありえるわけではありません。しかし御遺族の方へお悔やみの言葉を伝える場面で、なんと伝えたらよいのか、この言葉は使ってもよいのか、など、初めての葬儀ではわからないことが多いのではないでしょうか?
マナーを知っておかないと御遺族へ不快な思いをさせてしまうことも・・・
そこで、本記事では家族葬の花水木が、一般的な事例を挙げて解説していきます。
一般的によく使われる言葉は
・『このたびは、誠にご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます。』
・『このたびは、突然のことで言葉もありません、どうぞお力を落とされませんように。』
・『このたびは残念でなりません、心よりお悔やみを申し上げます。』
・『生前はお世話になりました、恩返しができなかったことが悔やまれてなりません。』
など故人様とのお付き合いによりお伝えする言葉は様々です。
基本的には御遺族の心境やお気持ちを配慮し短く簡素な言葉でお伝えしましょう。
・『長年連れ添った旦那様(奥様)とのお別れはお辛いでしょうが、お力を落とされませんように、心よりお悔やみ申し上げます。』
・『この度はご愁傷様です、お子様の為にもお気をしっかりお持ちください、心よりお悔やみ申し上げます。』
長年連れ添った伴侶を亡くされ不安や、悲しみ、寂しさと共に体調を崩される方が多いといいます。
悲しみや不安なお気持ちを察してあげましょう。
・『この度はご愁傷さまでございます。さぞやお力を落としのことと深くお察し申し上げます、心よりお悔やみ申し上げます。』
・『お父様(お母様)には大変お世話になっておりました、突然のことで大変驚いております。どうかお力を落とさないように。』
親を亡くされた方の不安なお気持ちを察し、あまり悲しみを増長させてしまわないように心掛けましょう。
・『この度はご愁傷さまでございます。皆様さぞかしご無念でございましょう。心よりお悔やみを申し上げます。』
・『この度は誠にご愁傷さまでございます。誠に残念でなりません。お力を落とされませんように、心からお悔やみを申し上げます。』
親を亡くされた方と同じように、身近な方を亡くされた方はたいへん心を痛めているでしょう。
遺族の方をいたわることが大切です。
・『この度はご愁傷さまでございます。まだ信じられません。どうかお気持ちをしっかりとお持ち下さい。』
・『こんなことになるとは本当に信じられません。ご両親の悲しみは計り知れないものでしょう。お慰めの言葉もございません。』
お子様を亡くされた両親の悲しみは計り知れないものがあります。感傷的になりすぎず、親身に寄り添う言葉が大切です。
・『このたびのご不幸、○○さんもさぞご無念なことでしょう。心よりお悔やみ申し上げます。』
・『この度はご愁傷さまでございます。さぞおつらいことと思います。どうかお気持ちを強くお持ちください。』
パートナーを亡くされた方の悲しみのお気持ちを思い気遣いのある言葉がけが大切です。
・『この度はご愁傷さまでございます。私もまだ、信じられません。どうかお気持ちをしっかりとお持ちください。心よりお悔やみ申し上げます。』
また、友人と親しい間柄であれば
・『私に何か御手伝いできることがあれば、なんなりとお申し付けください。』
と言葉を添えるのが良いでしょう。
ご遺族の悲しみに寄添い、親身な言葉をお掛けしましょう。
・『生前中は大変お世話になっておりました。恩返しも「できないままお亡くなりになられ、誠に悔まれてなりません。』
・『この度は誠にご愁傷さまです。社内でも皆悲しんでおります。心からお悔やみ申し上げます。』
上司・部下・同僚の場合その方とのお付合いやあ関係性により言葉は変わってきます。基本的には一般的な言葉でお伝えするのがよいとされています。
喪家は葬儀の準備や宗教者との打合せ、弔問の方への対応などに追われています。
前述したように、短く簡潔な言葉でお伝えするように心がけましょう。
ご遺族に死因をお聞きすることは大変失礼なことです。
悲しみやお気持ちを察し、純粋に亡くなったことに対してだけお悔やみの言葉を伝えましょう。
「つくづく」「追って」「続く」などの言葉は不幸が続くことを想起させてしまいます。
「度々」「重ね重ね」「くれぐれも」など重ね言葉も同様に繰り返しを連想させる言葉なので使用する際は気を付けましょう。
また「死ぬ」や「死亡」など直接的な言葉は使用せず、「ご逝去」や「お亡くなりに」などと言い方をかえてお伝えします。
【例】
死亡 死ぬ ➡ ご逝去 お亡くなりに
生きていたころ 存命 ➡ お元気なころ ご生前
急死 ➡ 突然のこと
また、「頑張ってください」「元気を出してください」などの励ましの言葉はご遺族の負担になったり、精一杯頑張っていらっしゃるご遺族の方もおられますので、伝えるのは避けましょう。
お悔やみの言葉は自分と遺族・故人の関係性によって少しづつ変わります。
基本的に言葉の表現に気を付けながら、長すぎないように配慮しましょう。
また、深い悲しみの中にいる、ご遺族の立場になり言葉をお掛けする意識も大切です。
ご遺族の神経はとてもデリケートになっていますので十分配慮しながら、式に臨みましょう。
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